Androidスマートフォンを使っていて、「本体側面の音量ボタンを一番上まで押してマックスにしているのに、なぜか音が小さい」というトラブルに直面していませんか?
実は、画面上に「音量最大」と表示されていても、ユーザーが本当に大きくしたい音量が上がっていないケースが非常に多く見られます。原因を一つずつ探す前に、まずは以下のポイントを最優先で確認してください。
- 動画や音楽を再生した状態で正しい音量を確認する
- メディア音量や通話音量など、目的に合った音量項目が調整されているか確認する
- Bluetoothイヤホンや別のスピーカーへ音声が出力されていないか確認する
- スマホケースのズレやスピーカー部分の汚れを確認する
- 別のアプリや動画で音を鳴らして比較する
- 必要に応じてスマートフォン本体を再起動する
- 改善しない場合は端末固有のオーディオ設定や故障の可能性を確認する
この記事では、「なぜ音量を最大にしても音が小さいのか」という疑問への答えと、あなたが今すぐ取るべき行動を順番に解説します。
1. Androidの音量がMAXなのに小さいときはまずここを確認
Androidスマートフォンの音が小さいと、「音量はMAXなのに、どうして?」と困ってしまいますよね。
そんなとき、すぐにいろいろな設定を変える必要はありません。むやみに設定を触ってしまうと、あとから元に戻すのが大変になることもあります。
まずは、スマホでどの音が小さくなっているのかを確認してみましょう。動画や音楽だけなのか、通話中の声なのかによって、確認するポイントが変わってきます。
下の表から、ご自分の症状に近いものを探してみてください。
| 症状 | 最初に確認すること |
|---|---|
| 動画・音楽・ゲームの音が小さい | 「メディアの音量」が最大になっているか確認する |
| 電話やLINE通話の相手の声が小さい | 通話中に「通話音量」を上げているか確認する |
| 着信音・LINEの通知音が小さい | 「着信音と通知の音量」が最大になっているか確認する |
| アラームの音が小さい | 「アラームの音量」が最大になっているか確認する |
| Bluetoothイヤホンを使っているときだけ小さい | イヤホン本体の物理ボタンやタッチセンサーで音量を上げる |
| 本体のスピーカーから出る音だけ小さい | スマホケースを外し、スピーカーの穴がふさがれていないか確認する |
| すべての音が小さい・ほとんど聞こえない | Bluetoothをオフにする、端末を再起動する、故障していないか確認する |
実は、「音量をMAXにしたのに小さい」という場合でも、別の種類の音量を調整していたというケースは珍しくありません。
Androidには、メディア音量・通話音量・着信音量・アラーム音量など、いくつかの音量設定があります。そのため、動画の音を大きくしたいのに着信音量を上げていた、ということもあります。
また、Bluetoothイヤホンなどが接続されたままで、スマホ本体ではなく別の機器から音が出る設定になっている場合もあります。
まずは上の表を参考に、ご自分の症状に当てはまるところから一つずつ確認してみてください。
それでも音が小さい場合は、次の項目から詳しい原因と対処法を順番に見ていきましょう。
2. Androidの音量がMAXなのに小さい主な原因
Androidスマートフォンの音量を最大にしているのに、「なぜか音が小さい……」と感じることがあります。
こうした場合、音量そのものではなく、設定や接続している機器、スピーカーの状態などが影響しているかもしれません。
ここでは、Androidの音量がMAXなのに小さいときに考えられる7つの原因を詳しく解説します。ご自身のスマートフォンに当てはまるものがないか、一つずつ確認してみてください。
2-1. メディア・通話・着信など音量の種類が違う
まず確認したいのが、「今調整している音量の種類」です。
Androidには、用途ごとにいくつかの音量設定が用意されており、それぞれ別々に調整できます。
主な音量の種類は、以下のとおりです。
・メディアの音量:YouTube、音楽アプリ、ゲーム、ブラウザの動画などの音量
・通話音量:電話やLINE通話などで、相手の声を聞くための音量
・着信音と通知の音量:電話の着信音や、LINEなどの通知音の音量
・アラームの音量:目覚まし時計など、アラームが鳴るときの音量
たとえば、YouTubeを見ながらスマートフォン側面の音量ボタンを押したとします。
通常であれば、動画の音にあたる「メディアの音量」が変わります。ただし、端末の設定や使用しているアプリによっては、別の音量を調整していることもあります。
「音量をMAXにしたはずなのに小さい」と感じたときは、まず自分がどの音量を上げているのか確認してみましょう。
2-2. Bluetoothなど別の機器から音が出ている
スマートフォン本体から音が出ない、または音が極端に小さい場合は、別の機器に音声が出力されている可能性もあります。
最近では、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホン、スマートウォッチ、車のカーナビなど、Bluetoothでスマートフォンと接続する機器が増えています。
Bluetoothをオンにしていると、以前接続したことのある機器が近くにあるだけで、自動的に再接続されることがあります。
そのため、気づかないうちにスマートフォンではなく、イヤホンや車のスピーカーなどから音が出ているケースもあります。
この状態では、本体の音量をいくら上げてもスマートフォンのスピーカーからは音が聞こえません。
また、接続しているBluetoothイヤホン側の音量が小さく設定されていると、「音は聞こえるけれど、かなり小さい」と感じることもあります。
一度Bluetoothの接続先を確認してみるとよいでしょう。
2-3. ケースや汚れでスピーカーがふさがれている
設定には問題がなくても、スマートフォンのスピーカーが物理的にふさがれていることで、音が小さくなる場合があります。
たとえば、新しく購入したスマートフォンケースや、サイズが合っていない手帳型カバーを使っている場合です。
ケースが本体の音が出る部分を覆ってしまうと、音が外に広がりにくくなり、こもったように聞こえることがあります。
また、スマートフォンを長く使っていると、スピーカーの小さな穴にホコリやゴミ、手垢などがたまることもあります。
特にポケットにスマートフォンを入れることが多い場合は、細かなホコリが入り込みやすいため注意が必要です。
ケースを一度外して音を確認したり、スピーカー部分に汚れがたまっていないかチェックしたりしてみましょう。
2-4. アプリや動画自体の音量が小さい
スマートフォンの設定が正常でも、再生している動画や音楽そのものの音が小さいことがあります。
たとえばYouTubeでは、投稿者によって録音や編集に使っている機材、音量の設定が異なります。
もともとの録音レベルが小さい動画であれば、スマートフォン側の音量を最大にしても、十分な大きさにならないことがあります。
「この動画だけ音が小さい」という場合は、別の動画も再生して比べてみると分かりやすいでしょう。
また、ゲームアプリや音楽プレイヤーなどには、スマートフォン本体とは別に、アプリ内で音量を設定できるものがあります。
本体の音量がMAXでも、アプリ側でBGMや効果音が小さく設定されていれば、実際に聞こえる音も小さくなります。
特定のアプリだけ音が小さいと感じる場合は、アプリ内の音量設定も確認してみてください。
2-5. アプリや端末独自の音響設定が影響している
Androidスマートフォンには、メーカーごとに独自のサウンド機能が搭載されていることがあります。
たとえば、Google、Samsung、SONY、SHARPなどの端末では、機種によって利用できる機能が異なります。
代表的なものとして、音質を自分好みに調整できる「イコライザー」や、立体感のある音を楽しめる「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」などがあります。
こうした機能は、音楽や映画を楽しむうえでは便利です。
ただし、設定内容によっては人の声など特定の音が小さく感じられたり、全体的な音量が下がったように聞こえたりすることもあります。
また、耳を大きな音から守るために、一定以上まで音量が上がらないよう制限する機能が設定されている場合もあります。
心当たりがある場合は、端末の「サウンド」や「音質」などの設定画面を確認してみましょう。
2-6. Androidやアプリの一時的不具合
設定を確認しても原因が見つからない場合は、Androidやアプリに一時的な不具合が起きている可能性もあります。
スマートフォンもパソコンと同じように、内部ではさまざまな処理が行われています。
長いあいだ電源を切らずに使っていたり、多くのアプリを同時に起動していたりすると、一時的に動作が不安定になることがあります。
その影響で、
「音量バーは動いているのに音が大きくならない」
「イヤホンを外したのに本体から音が出ない」
といった症状が出るケースもあります。
また、特定のアプリだけ音がおかしい場合は、そのアプリ側に一時的な不具合が起きていることも考えられます。
設定に問題が見当たらないときは、一度スマートフォンやアプリを再起動して様子を見てみるのも一つの方法です。
2-7. スピーカー本体に問題がある
ここまで紹介した設定や接続状況を確認しても音が小さい場合は、スマートフォン本体のスピーカーに問題が起きている可能性も考えられます。
たとえば、スマートフォンを床や道路に落としたときの強い衝撃によって、内部の部品にダメージが加わることがあります。
また、お風呂やトイレなどで水に濡らしてしまったり、雨の中で使用したりしたことが原因になる場合もあります。
防水対応のスマートフォンであっても、長く使っているうちに防水性能が低下する可能性があります。
故障していなくても、スピーカー部分に水滴が残っているだけで音がこもって聞こえることもあります。
さらに、音量を上げたときに「ジジジ」「バリバリ」といった音割れや異音が聞こえる場合は、スピーカー自体に不具合が起きている可能性があります。
設定を見直しても改善せず、異音なども気になる場合は、無理に使い続けず、メーカーや修理店への相談も検討してみてください。
3. Androidの音量が小さいときの対処法
Androidの音量が小さいときは、いくつかの原因が考えられます。
原因がわからない場合は、まず「簡単に確認できるもの」「設定を元に戻しやすいもの」から、ひとつずつ試してみましょう。
ここでは、試しやすい順番に対処法をご紹介します。
3-1. 目的の音量を設定画面から直接上げる
まずは、大きくしたい音の種類がきちんと調整できているか確認してみましょう。
Androidには、動画や音楽の音量、通話の音量、着信音など、いくつかの音量設定があります。
本体横の音量ボタンだけでなく、設定画面から確認すると、目的の音量をより確実に調整できます。
【操作手順】
- ホーム画面から、歯車マークの「設定」アプリを開きます。
- 「音」「着信音とバイブレーション」「サウンド」などの項目をタップします。機種によって表示される名称が異なる場合があります。
- 複数の音量スライダーが表示されたら、大きくしたい音に合わせてスライダーを右へ動かしてみましょう。
・動画、音楽、ゲームの音を大きくしたい場合:「メディアの音量」
・通話相手の声を大きくしたい場合:「通話音量」
・着信音や通知音を大きくしたい場合:「着信音と通知の音量」
・目覚ましの音を大きくしたい場合:「アラームの音量」
【確認方法】
音量を調整したら、実際に動画や音楽などを再生して確認してみてください。
設定画面では十分な音量になっているのに、YouTubeなどのアプリを開くと音が小さい場合は、アプリ側の設定や、別の機器に音が出力されている可能性があります。
その場合は、次の方法も確認してみましょう。
3-2. Bluetoothを一時的にオフにして出力先を確認する
「音量は上がっているのに、スマートフォンから音が聞こえない」という場合は、Bluetoothイヤホンや外部スピーカーにつながっているかもしれません。
一度Bluetoothをオフにして、本体のスピーカーから音が出るか確認してみましょう。
【操作手順】
- 画面の一番上から下へ指をスワイプし、クイック設定パネル(通知パネル)を表示します。
- 「Bluetooth」のアイコン(Bに似たマーク)を探します。
- Bluetoothがオンになっている場合は、アイコンを一度タップしてオフにします。
- または、「設定」アプリから「接続設定」や「Bluetooth」を開き、スイッチをオフにする方法でも大丈夫です。
【確認方法】
Bluetoothをオフにした状態で、もう一度動画や音楽を再生してみてください。
スマートフォン本体から正常な音量で聞こえるようになった場合は、Bluetooth機器に音が出力されていた可能性が高いでしょう。
普段使っているワイヤレスイヤホンなどが、気づかないうちにつながっているケースもあります。
3-3. スマホケースを外し、スピーカー部分を目視確認する
設定に問題がなさそうな場合は、ケースやホコリなどがスピーカーをふさいでいないかも確認してみましょう。
少しアナログな方法に見えますが、意外と見落としやすいポイントです。
【操作手順】
- スマートフォンに付けているケースやカバーを、一度取り外します。
- 画面上部にある通話用スピーカーの細い部分を、保護フィルムなどがふさいでいないか確認します。
- 本体の底面にある、スピーカーの小さな穴も目で確認してみましょう。
- ホコリや汚れが付いている場合は、表面を傷つけないように、やさしく取り除きます。
【注意点と確認方法】
ケースを外した状態で音楽などを再生し、音量が元に戻った場合は、ケースの形状がスピーカー部分に干渉していた可能性があります。
また、スピーカー部分を掃除するときは注意が必要です。
※注意:スピーカーの奥には繊細な部品があります。針や爪楊枝など、硬くて先の尖ったものを穴の中へ差し込まないようにしましょう。内部を傷つけてしまうおそれがあります。
液体や水濡れが原因と思われる場合も、無理に息を吹きかけたりせず、表面の水分をやさしく拭き取る程度にとどめてください。
3-4. 別のアプリや動画を再生して比較する
続いて、「スマートフォン本体の問題なのか」「特定のアプリや動画だけの問題なのか」を確認してみましょう。
別のアプリでも同じように音が小さいかを比べることで、原因を見つけやすくなります。
【操作手順】
- 音が小さいと感じたアプリ(例:YouTube)を一度閉じます。
- 別のアプリを開きます。たとえばSpotifyなどの音楽アプリや、ブラウザから別の動画を再生してみてもよいでしょう。
- 音楽や動画を再生し、音量を上げて聞こえ方を確認します。
【確認方法】
別のアプリでは問題なく大きな音が出る場合、スマートフォン本体ではなく、最初に使っていたアプリや再生していた動画・音楽に原因がある可能性があります。
その場合は、アプリ内に音量や音質に関する設定がないか確認してみてください。
特定の動画だけ音が小さいのであれば、もともとの音源自体が小さく収録されていることも考えられます。
3-5. アプリの設定や独自機能(イコライザー等)を見直す
スマートフォンには、音を聞きやすくするための音質補正機能が搭載されていることがあります。
便利な機能ですが、設定や再生する音源との組み合わせによっては、「少し音が小さくなった」と感じることもあります。
【操作手順】
- 「設定」アプリから「音」または「音とバイブレーション」を開きます。
- 「音質とエフェクト」「オーディオ設定」「イコライザー」「Dolby Atmos」などの項目がないか探してみましょう。
- イコライザー(音質を調整する機能)が設定されている場合は、一度「標準」や「ノーマル」に戻します。
- Dolby Atmosなどの音響機能がオンになっている場合も、一時的にオフにして変化を確認します。
【確認方法】
音響機能をオフにしたあと、同じ動画や音楽を再生してみてください。
音が聞きやすくなった場合は、音質補正の設定が影響していた可能性があります。
特に変化がなければ、無理に設定を変えたままにせず、元の状態へ戻しておきましょう。
3-6. Android本体を再起動する
ここまで確認しても改善しない場合は、Android本体を一度再起動してみましょう。
スマートフォンを長く使っていると、一時的なシステムの不具合によって、音量などの動作がうまくいかなくなることがあります。
再起動だけで改善するケースもあるため、気軽に試しやすい方法のひとつです。
【操作手順】
- スマートフォン本体側面の「電源ボタン」を数秒間長押しします。機種によっては、電源ボタンと音量ボタンを同時に長押しする場合もあります。
- 画面にメニューが表示されたら、「再起動」をタップします。
- 自動的に電源が切れ、再び起動するまでそのまま待ちます。
【確認方法】
再起動が終わったら、ホーム画面を開き、もう一度動画や音楽を再生してみましょう。
一時的なシステムエラーが原因だった場合は、再起動によって音量が元に戻ることがあります。
3-7. Android OSやアプリを最新版にアップデートする
再起動しても改善しない場合は、Android OSやアプリが最新版になっているか確認してみましょう。
OSやアプリに一時的な不具合があり、その修正を含むアップデートが配信されていることがあります。
【操作手順】
- アプリを更新する場合
ホーム画面から「Google Play ストア」を開き、右上のプロフィールアイコンをタップします。「アプリとデバイスの管理」から更新できるアプリを確認し、音量に問題があるアプリに更新があればアップデートします。 - Android OSを更新する場合
「設定」アプリから「システム」→「システム アップデート」、または「ソフトウェア更新」などの項目を開きます。新しいアップデートが表示されている場合は、画面の案内に沿って更新しましょう。
【確認方法】
アップデートが完了したら、もう一度動画や音楽を再生して、音量が改善しているか確認してみてください。
ここまで順番に試しても音量がまったく改善しない場合は、設定ではなくスマートフォン本体に原因がある可能性も考えられます。
その場合は、無理に操作を続けず、修理やサポートへの相談も検討してみましょう。
4. 症状別|音量MAXなのに小さいときの確認ポイント
「音量をMAXにしているのに、なぜか音が小さい……」というときは、音が小さくなる場面によって確認するポイントが変わります。
ここでは、よくある症状ごとに、まずチェックしておきたいポイントをわかりやすく紹介します。ご自身の症状に近いものから確認してみてください。
4-1. YouTube・動画・音楽が小さい場合
YouTubeや音楽アプリなど、動画・音楽を再生しているときだけ音が小さい場合は、まず「メディア音量」を確認してみましょう。
動画を再生したまま本体の音量ボタンを押し、画面に表示される音量スライダーを確認します。音符マークなど、メディア音量を示すアイコンが表示されているか見てみてください。
もしベルのマークなど、着信音量のスライダーが表示されている場合は、歯車や三点リーダーなどの設定アイコンをタップします。その中にある「メディアの音量」を上げてみましょう。
それでも音が小さい場合は、スマートフォンではなく、再生している動画そのものの音量が小さい可能性もあります。
別の動画や音楽を再生して、音量に違いがあるか比べてみると判断しやすくなります。
4-2. 通話相手の声が小さい場合
電話やLINE通話をしているときに、相手の声だけが小さく感じる場合は「通話音量」を確認してみましょう。
通話音量は、基本的に通話している最中に調整します。
通話していないときに音量ボタンを押しても、着信音量やメディア音量が変わるだけの場合があります。そのため、実際に通話している状態で音量の「大」ボタンを押してみてください。
また、耳を当てる部分にあるスピーカー(受話口)の状態もチェックしておきたいポイントです。
保護フィルムやスマートフォンケースが受話口にかかっていたり、皮脂やファンデーションなどの汚れがたまっていたりすると、相手の声がかなり聞こえにくくなることがあります。
通話するときは、スピーカーの位置と耳の位置がずれていないかも確認してみましょう。ほんの少し位置を変えるだけで、聞こえ方が改善することもあります。
4-3. 着信音・通知音が小さい場合
電話の着信音や、LINEなどの通知音だけが小さい場合は、「着信音と通知の音量」を確認します。
「設定」アプリから「音」などの項目を開き、「着信音と通知の音量」のスライダーを右側へ動かしてみてください。
また、Androidスマートフォンによっては、「着信時にバイブレーションも鳴らす」「徐々に音量を上げる」といった設定が用意されていることがあります。
特に「徐々に音量を上げる」設定が有効になっていると、着信直後の数秒間は音が小さく聞こえることがあります。
音量自体に問題がなさそうな場合は、このような設定が有効になっていないかも確認してみましょう。
4-4. アラーム音が小さい場合
朝のアラーム音が小さくて起きられない場合は、「アラームの音量」を確認してみましょう。
まず時計アプリを開き、設定しているアラームの編集画面や、アプリ内の設定メニューを確認します。
アラーム専用の音量設定がある場合は、音量が小さくなっていないかチェックしてみてください。
Android本体の「アラームの音量」をMAXにしていても、時計アプリ側で「徐々に音量を上げる」といった機能が有効になっていると、鳴り始めだけ小さく聞こえることがあります。
「音量は上げているはずなのに……」というときは、アプリ側の設定まで確認しておくと安心です。
4-5. Bluetoothイヤホンの音が小さい場合
Bluetoothイヤホンやヘッドホンを使っているときだけ音が小さい場合は、スマートフォン側だけでなく、イヤホン側の音量も確認してみましょう。
AndroidスマートフォンとBluetoothイヤホンの組み合わせによっては、スマートフォンとイヤホンの音量が別々に管理されていることがあります。
その場合、スマートフォンの音量をMAXにしていても、イヤホン側の音量が小さいままだと、十分な音量になりません。
イヤホンに物理ボタンやタッチセンサーが付いている場合は、イヤホン側から直接音量を上げてみてください。
意外と見落としやすいポイントなので、Bluetooth接続時だけ音が小さい場合は一度確認しておくとよいでしょう。
4-6. 特定アプリだけ小さい場合
「YouTubeや音楽アプリでは普通に聞こえるのに、特定のゲームだけ音が小さい」ということもあります。
このように特定のアプリだけ音が小さい場合は、スマートフォン全体の設定ではなく、アプリ内の音量設定が影響している可能性があります。
まず対象のアプリを開き、「設定」や「オプション」などのメニューを確認してみましょう。
ゲームアプリの場合は、「BGM」「SE(効果音)」「ボイス」など、それぞれの音量を個別に調整できることがあります。
どれか一つだけ音量が低く設定されていないか、スライダーを確認してみてください。
他のアプリでは問題なく音が出ている場合は、まずアプリ内の設定から確認すると原因を見つけやすくなります。
5. Androidの機種やアプリによって確認したい設定
Androidスマートフォンは、メーカーによって設定内容が少しずつ異なります。そのため、機種独自の機能や設定が、音量や音質に影響していることもあります。
ここでは、PixelやGalaxy、Xperiaなど、主なAndroidスマートフォンで確認しておきたい設定をご紹介します。
お使いの機種に当てはまるものがあれば、一つずつチェックしてみてください。
5-1. Pixelシリーズのアダプティブサウンド
GoogleのPixelシリーズには、「アダプティブサウンド」という機能が搭載されているモデルがあります。
アダプティブサウンドは、スマートフォンのマイクを使って周囲の音を確認し、その環境に合わせてスピーカーの音質を自動で調整してくれる機能です。
とても便利な機能ですが、場合によっては「さっきより音が小さくなった気がする」「音の聞こえ方が変わった」と感じることもあります。
気になる場合は、
設定 > 音とバイブレーション > アダプティブサウンド
の順に進んでみましょう。
アダプティブサウンドがオンになっている場合は、一度オフにして、音量や音質が安定するか聞き比べてみてください。
5-2. GalaxyシリーズのSound Assistantと絶対音量
SamsungのGalaxyシリーズには、音に関する便利な機能が数多く用意されています。
なかでも確認しておきたいのが、Samsung純正アプリの「Sound Assistant」です。
Sound Assistantをインストールしている場合、アプリごとに音量を個別に調整できます。そのため、知らないうちにYouTubeなど特定のアプリだけ音量を小さく設定している可能性があります。
「ほかのアプリは普通なのに、このアプリだけ音が小さい」という場合は、Sound Assistantの設定を一度確認してみてください。
また、Bluetoothイヤホンやスピーカーを使っている方は、「絶対音量」の設定が関係していることもあります。
絶対音量は、スマートフォン本体とBluetooth機器の音量を連動させる仕組みです。
開発者向けオプションを有効にしている場合は、「絶対音量を無効にする」という設定をオンにすることで、スマートフォンとBluetooth機器の音量を別々に調整できるようになります。
ただし、開発者向けオプションは少し難しい設定です。
スマートフォンの操作に慣れていない方は、無理に変更せず、まずはイヤホンやBluetoothスピーカー側の音量ボタンで調整してみるのがおすすめです。
5-3. XperiaシリーズのDolby AtmosやDSEE
SONYのXperiaシリーズには、映像や音楽をより楽しむための音響機能が数多く搭載されています。
代表的なのが、立体的な音を楽しめる「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」や、圧縮された音源の音質を補正する「DSEE」です。
どちらも音楽などを高音質で楽しむための便利な機能ですが、再生するコンテンツによっては、音の聞こえ方が変わることがあります。
たとえば、YouTubeのトーク動画や一部のゲームでは、人の声が少し遠く感じたり、全体の音が弱くなったように感じたりすることがあります。
「音量を上げても声が聞き取りにくい」と感じる場合は、
設定 > 音設定 > オーディオ設定
などから、Dolby AtmosやDSEEを一度オフにしてみましょう。
オンとオフを切り替えながら聞き比べると、原因を見つけやすくなります。
5-4. その他のメーカー独自のオーディオ設定
SHARPのAQUOSシリーズや、OPPO、Xiaomiなどのスマートフォンにも、メーカー独自の音響補正機能が搭載されていることがあります。
たとえば、「Dirac」や「Real Original Sound Technology」などです。
設定画面を開いたときに、
「音質」 「サウンドエフェクト」 「イヤホン設定」
といった項目が見つかったら、その中に音量や音質を変える設定がないか確認してみてください。
音響補正が原因になっている場合は、一度オフにしたり標準設定に戻したりすることで、音の聞こえ方が改善することがあります。
Androidは、すべての機種で同じ設定になっているわけではありません。
「自分のスマホには書かれている項目がない」という場合もありますので、焦らなくて大丈夫です。
お使いの端末の設定画面から、音やサウンドに関係しそうな項目を一つずつ確認してみてください。
6. それでも音が小さいなら故障の可能性を確認
ここまでご紹介した設定の見直しや清掃、再起動などを試しても、音量をMAXにしているのに音が小さいままだったり、音割れなどの異常が続いたりする場合は、スマートフォン本体に不具合が起きている可能性もあります。
ただし、すぐに故障と決めつける必要はありません。修理を検討する前に、もうひとつ確認しておきたい方法があります。
6-1. セーフモードで起動して原因を切り分ける
故障かどうかを判断する前に、一度試してみたいのが「セーフモード」での起動です。
セーフモードとは、後からインストールしたアプリの動作を一時的に止め、必要最低限のシステムでスマートフォンを起動する診断用のモードです。
セーフモードで音量が元に戻るかを確認すると、アプリが影響しているのか、それとも本体側に原因がありそうなのかを切り分けやすくなります。
【起動手順(一般的なAndroidの場合)】
- 電源ボタンを長押しして、電源メニューを表示します。
- 画面に表示された「電源を切る」を長押しします。
- 「セーフモードで再起動」などの確認画面が表示されたら、「OK」をタップします。
- 再起動後、画面の左下などに「セーフモード」と表示されていることを確認し、端末にもともと入っている音楽・動画アプリなどで音を確認します。
なお、セーフモードの起動方法は機種やAndroidのバージョンによって異なる場合があります。上記の方法で起動できないときは、メーカーの公式サポートページで確認してみてください。
セーフモードでは正常な音量に戻る場合、後からインストールしたアプリが影響している可能性があります。
最近インストールしたアプリや、音量調整・イコライザー・節電系のアプリなどに心当たりがあれば、一度アンインストールして通常起動に戻し、症状が改善するか確認してみましょう。
一方、セーフモードでも音が小さいままの場合は、スマートフォン本体やスピーカー側の不具合も視野に入れておくとよいでしょう。
6-2. ハードウェアの故障が疑われる具体的な症状
「本当に故障なのかな?」と迷ったときは、次のような症状がないか確認してみてください。
・スマートフォンを落とした直後から、音が小さくなったり出なくなったりした
・水に落とした、お風呂場で使ったなど、水濡れのあとから音がおかしくなった
・音量を上げると「バリバリ」「ジリジリ」といった大きな雑音が混ざる
・以前は聞こえていたスピーカーの片側から、ほとんど音が聞こえなくなった
・どのアプリや動画を使っても、音が極端に小さい
・セーフモードで起動しても症状が変わらない
こうした症状がある場合は、スピーカーそのものや内部の配線、音声を処理する部品などに不具合が起きている可能性があります。
特に「落とした直後」「水に濡れた直後」など、はっきりしたきっかけがある場合は、設定だけでは改善しないケースもあります。
無理に何度も操作を繰り返すより、早めにサポートへ相談すると安心です。
6-3. 故障と考えられる場合の相談先・修理依頼先
故障の可能性が高そうな場合でも、ご自身でスマートフォンを分解するのは避けましょう。
端末を分解するとメーカー保証や補償サービスの対象外になることがあるほか、内部のバッテリーを傷つけてしまうと、発熱や発火など思わぬ事故につながるおそれがあります。
症状が改善しないときは、次のような窓口へ相談してみてください。
・携帯キャリアのサポート
docomo、au、SoftBankなどで購入した端末なら、契約している補償サービスを確認してみましょう。対象になっている場合は、ショップやサポート窓口から修理・交換について相談できます。
・メーカーの正規サポート
SIMフリー端末やメーカー直販で購入したスマートフォン、Google Pixelなどは、メーカーの公式サポートから修理を申し込める場合があります。保証期間内であれば、まず正規サポートを確認しておくと安心です。
・街の修理業者
メーカー保証が切れている場合は、街の修理店へ相談する方法もあります。費用や修理時間を抑えられることもありますが、依頼する際は総務省登録修理業者など、信頼できる店舗かどうかを確認しておきましょう。
また、修理内容によっては端末内のデータが消えてしまうこともあります。
写真や動画、連絡先、LINEなど、大切なデータを守るためにも、修理へ出す前にできる範囲でバックアップを取っておくと安心です。
7. Androidの音量がMAXなのに小さいときのよくある質問
ここでは、Androidの音量についてよくある疑問をまとめました。
「音量をMAXにしているのに、どうして小さいの?」「故障しているのかな?」と気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
7-1. Androidの音量をMAX以上に大きくできますか?
基本的には、スマートフォン本体で設定されているMAX(最大値)を超えて、安全に音量を大きくするのは難しいです。
音量に上限が設けられているのは、スピーカーの破損を防いだり、耳への負担を抑えたりするためです。
「もう少し大きな音で聞きたい」という場合は、無理にスマートフォンの音量を上げるよりも、Bluetooth接続の外部スピーカー(ポータブルスピーカー)を使うのがおすすめです。周囲の状況に問題がなければ、イヤホンを利用する方法もあります。
7-2. YouTubeだけ音が小さいのはなぜですか?
YouTubeだけ音が小さい場合は、動画そのものの音量が小さく設定されている可能性があります。
YouTubeにはさまざまな投稿者の動画がアップロードされているため、動画によって元の音量に差があります。特に古い動画や、スマートフォンなどで簡易的に録音された動画では、もともとの音が小さいこともあります。
まずは、ほかの動画を再生して音量を比べてみましょう。
また、「着信音量は上げたけれど、メディアの音量は小さいままだった」というケースもあります。ほかの動画でも音が小さい場合は、スマートフォンの「メディアの音量」もあわせて確認してみてください。
7-3. Bluetoothイヤホンだけ音が小さいのはなぜですか?
Bluetoothイヤホンだけ音が小さい場合は、スマートフォンとイヤホン、それぞれの音量設定を確認してみましょう。
機種やイヤホンによっては、スマートフォン本体とBluetoothイヤホンの音量が完全には連動しておらず、それぞれ別に調整できることがあります。
そのため、スマートフォン側では音量がMAXになっていても、イヤホン側では音量が小さく設定されている可能性があります。
イヤホン本体に音量調整用のボタンやタッチセンサーがある場合は、そちらから音量を上げられるか試してみてください。
7-4. 急に音量が小さくなったのは故障ですか?
昨日まで普通に聞こえていたのに急に音が小さくなると、「もしかして故障?」と心配になりますよね。
ただ、急に音量が小さくなったからといって、必ずしも故障しているとは限りません。
知らないうちに音量ボタンを押していたり、OSのアップデート後に設定が変わっていたりすることがあります。また、バックグラウンドで動いているアプリに一時的な不具合が起きている可能性も考えられます。
まずはスマートフォンを再起動して、本記事で紹介した「メディア音量の確認」も試してみてください。
それでも改善せず、直前にスマートフォンを落としたり、水に濡らしたりした心当たりがある場合は、故障の可能性も考えてみましょう。
7-5. スピーカーを掃除すれば改善しますか?
スピーカー部分にホコリや汚れがたまっている場合は、掃除することで音が聞こえやすくなることがあります。
スピーカーの穴がホコリなどでふさがれていると、音の通り道までふさがれてしまうためです。
ただし、掃除するときはスピーカーを傷つけないよう注意しましょう。
乾いた柔らかい歯ブラシなどを使い、表面の汚れをやさしく払う程度にしておくと安心です。
針や爪楊枝などをスピーカーの穴の奥まで差し込むのは避けてください。内部にある、音を出すための薄い膜(振動板)を傷つけてしまうと、音割れやノイズが発生したり、音が出なくなったりするおそれがあります。
7-6. 音量を上げるアプリを使っても大丈夫ですか?
Google Play ストアには、「音量ブースター」「音量増幅」などのアプリもあります。
こうしたアプリのなかには、スマートフォンの音をソフトウェアで増幅し、通常より大きく聞こえるようにするものがあります。
ただし、使用には注意が必要です。
スマートフォンの小さなスピーカーに想定以上の負担がかかると、音割れやノイズが発生したり、場合によってはスピーカーそのものが故障したりする可能性があります。
また、アプリによって安全性や広告の表示方法なども異なります。
「音量が小さいから、とりあえずブースターアプリを入れてみよう」と考える前に、まずはスマートフォンの音量設定やスピーカーの状態など、ほかに原因がないか確認してみるのがおすすめです。
8. まとめ
Androidスマートフォンで「音量をマックスにしているのに、なぜか音が小さい……」と困ったときも、すぐに故障と決めつける必要はありません。
実は、修理に出す前に自分で確認できるポイントがいくつもあります。
最後に、この記事でご紹介した対処法をもう一度まとめておきますね。
- 調整している音量の種類が合っているか確認する(動画なら「メディアの音量」)。
- Bluetoothが意図せずオンになっていないか確認し、必要がなければオフにしてみる。
- スマホケースがずれていないか、スピーカー部分に汚れがたまっていないか確認する。
- 特定のアプリや動画だけで音が小さくなっていないか、別のアプリでも試してみる。
- スマホを再起動して、一時的なシステムエラーが解消されるか確認する。
- 機種ごとのオーディオ設定やイコライザーを確認し、必要に応じて標準設定に戻す。
- ここまで試しても改善しない場合はセーフモードで確認し、故障が疑われるときは修理窓口へ相談する。
音が小さくなる原因は、音量の種類を間違えていたり、Bluetooth機器につながっていたりと、意外とちょっとした設定によることもあります。また、スマホを再起動するだけで改善するケースもあります。
「故障かもしれない」と焦る前に、まずは今回ご紹介した方法を上から一つずつ確認してみてくださいね。
無事に音量が元に戻り、いつものように動画や音楽を楽しめるようになれば幸いです。

