ブルートゥース搭載レコードプレーヤーのおすすめ20選|失敗しない選び方と接続方法

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アナログレコードの温かみのある音を、普段使いのワイヤレスイヤホンやスピーカーで手軽に楽しみたいという声が増えています。レコードプレーヤーとブルートゥースの組み合わせは、まさにアナログとデジタルの融合であり、現代のライフスタイルに合わせた新しい音楽体験を提供してくれます。

しかし、ブルートゥースには送信と受信の違いがあり、自身の目的に合ったモデルを選ばないと、買った後に後悔することになりかねません。

この記事では、レコードプレーヤーのブルートゥース機能に関する基礎知識から、音質や遅延の真実、有線接続との賢い使い分けまでを徹底的に解説します。

目次

1. ブルートゥース搭載レコードプレーヤーとは

1-1. ブルートゥース送信機能の仕組みとメリット

ブルートゥース送信機能とは、レコードの溝から読み取ったアナログの音楽信号をデジタル信号に変換し、電波に乗せて外部の機器へ送る機能のことです。たとえば、郵便局(レコードプレーヤー)から手紙(音楽)をトラック(電波)に乗せて、相手の家(スピーカー)に届けるような仕組みです。生活場面で言えば、リビングにレコードプレーヤーを置いたまま、キッチンにあるワイヤレススピーカーでレコードの音を流しながら料理をする、といった使い方ができます。メリットは、長いケーブルを這わせる必要がなく、部屋がすっきりと片付くことです。また、深夜に家族が寝静まった後でも、ワイヤレスヘッドホンを使えば大音量でレコードを楽しむことができます。

1-2. ブルートゥース受信機能の仕組みとメリット

ブルートゥース受信機能とは、スマートフォンやパソコンから送られてくるデジタルの音楽信号を、レコードプレーヤー側で受け取り、プレーヤーに内蔵されているスピーカーから音を出す機能のことです。先ほどの例で言えば、相手の家(スマートフォン)から送られてきた手紙(音楽)を、自分の家(レコードプレーヤー)のポストで受け取って読むような仕組みです。生活場面で言えば、レコードを聴き終わった後に、気分を変えてスマートフォンの音楽配信サービスでお気に入りのプレイリストを流す際、レコードプレーヤーをそのまま高音質なスピーカーとして活用できるということです。メリットは、別途ブルートゥーススピーカーを購入して部屋に置く必要がなくなり、省スペースで複数の音楽の楽しみ方ができる点にあります。

2. ブルートゥース接続は意味ないと言われる理由と現実

2-1. アナログ音源をデジタル化する矛盾について

レコードの魅力は、デジタル化されていない連続的な音の波(アナログ信号)による、温かみや生々しさにあります。しかし、ブルートゥースで音を飛ばすためには、このアナログ信号を必ず一度デジタル信号に変換しなければなりません。これは、滑らかな曲線を、細かい階段状のカクカクした線に描き直すような作業です。そのため、熱心なオーディオファンからは、わざわざアナログのレコードを聴いているのに、途中でデジタルに変換してしまってはレコードの意味がないと指摘されることがあります。これが意味ないと言われる最大の理由です。しかし現実には、現代のデジタル変換技術は非常に優れており、日常的なリスニングにおいてその差を明確に聴き分けられる人は多くありません。手軽にレコードの雰囲気を味わえる利便性の方が、多くの中間層のユーザーにとっては勝るポイントとなります。

2-2. 音質が落ちると言われる理由

ブルートゥースで音質が落ちると言われる背景には、圧縮という作業が関係しています。ブルートゥースの電波は、一度に運べるデータの量に限りがあります。そのため、音楽のデータを小さくするために圧縮という処理を行います。これは、大きな荷物を小さな箱に詰め込むために、隙間をなくしたり、目立たない部分を少し削ったりするようなものです。この圧縮のやり方をコーデックと呼びます。圧縮の過程で、人間の耳には聞こえにくい極端な高音や低音のデータが間引かれることがあり、結果として音の広がりや奥行きが少し失われたように感じることがあります。また、電波で飛ばすため、電子レンジやWi-Fiルーターなどの他の電波と干渉し、ノイズが混入する可能性もゼロではありません。

2-3. 遅延が問題になるケースと問題になりにくいケース

ブルートゥースでは、データを圧縮して電波で飛ばし、受け取った側で解凍して音にするという工程を経るため、どうしてもわずかな時間の遅れ(遅延)が発生します。レコードに針を落としてから、実際にスピーカーから音が出るまでにコンマ数秒のタイムラグが生じるということです。遅延が問題になるのは、レコードプレーヤーの近くにいて、針がレコードの溝をこする微かな生音(シャカシャカという音)と、スピーカーから出る音が両方聞こえる環境です。二つの音がずれて聞こえるため、エコーがかかったように不快に感じることがあります。一方、遅延が問題になりにくいのは、レコードプレーヤーから離れた別の部屋でスピーカーを鳴らす場合や、密閉型のヘッドホンを使用して針の生音が耳に入らないようにする場合です。純粋に音楽を聴くだけの用途であれば、遅延はほとんど気になりません。

3. 有線接続との併用ハイブリッド運用の現実的メリット

3-1. 普段はブルートゥース、休日は有線という使い分け

ブルートゥース機能が搭載されているレコードプレーヤーでも、ほとんどの機種には有線で接続するための端子(RCA端子など)が備わっています。これを活用することで、生活の場面に合わせたハイブリッドな運用が可能になります。たとえば、平日の夜や家事をしながらの時間は、手軽なブルートゥース接続でワイヤレススピーカーから音楽を流し、リラックスして楽しむことができます。一方で、休日のまとまった時間には、アンプと有線スピーカーにケーブルでしっかりと接続し、アナログ本来の劣化のない高音質でじっくりと音楽に向き合うという使い分けができます。一つの機材で二つの異なる楽しみ方ができるのが最大のメリットです。

3-2. 組み合わせの具体例

ハイブリッド運用の具体的な組み合わせとしては、ブルートゥース側にはノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスヘッドホンを登録しておき、深夜の映画音楽のレコード鑑賞などに使用します。有線側には、アクティブスピーカー(アンプが内蔵されたスピーカー)をRCAケーブルで接続し、昼間にリビング全体に音を響かせたい時に使用します。このように設定しておけば、用途に合わせてスイッチやケーブルの抜き差しを最小限にして、快適な音楽生活を送ることができます。

4. 失敗しないブルートゥース対応レコードプレーヤーの選び方

4-1. 送信か受信かの確認

まずは自分のやりたいことが送信なのか受信なのかを明確にし、製品の仕様表を確認します。レコードの音をワイヤレスイヤホンで聴きたいのに、受信機能しかないモデルを買ってしまうという失敗がよくあります。製品説明にブルートゥース出力対応やブルートゥース送信対応と書かれているかを必ずチェックしてください。

4-2. フォノイコライザー内蔵の有無

レコードの溝に刻まれている音の信号は非常に小さく、そのままでは一般的なスピーカーで鳴らすことができません。この小さな信号を、通常の音楽プレーヤーと同じレベルまで増幅し、低音と高音のバランスを整える役割を持つのがフォノイコライザーです。虫眼鏡で小さな文字を大きく拡大して読みやすくするような機能と考えてください。初めてレコードプレーヤーを買う場合は、このフォノイコライザーが内蔵されているモデルを選ぶのが鉄則です。内蔵されていない場合は、別途フォノイコライザーという機器を数千円から数万円で買い足す必要があり、配線も複雑になります。

4-3. 回転方式と対応回転数

レコードプレーヤーのターンテーブル(レコードを乗せて回す円盤)を回す方式には、主にベルトドライブ方式とダイレクトドライブ方式があります。ベルトドライブ方式は、モーターの動力をゴムのベルトで伝える仕組みで、モーターの振動がターンテーブルに伝わりにくく、ノイズが少ないという特徴があります。自転車のチェーンのような役割をゴムベルトが果たしています。家庭用として一般的です。ダイレクトドライブ方式は、ターンテーブルの真下にモーターがあり直接回す仕組みで、回転が安定しており、DJがレコードをこするスクラッチ操作などに向いています。また、レコードには1分間に回転する回数(回転数)が決まっており、33 1/3回転(LP盤)と45回転(EP盤)が主流です。自分が持っている、または買いたいレコードの回転数に対応しているかを確認してください。

4-4. Bluetoothバージョンと対応コーデック

ブルートゥースにはバージョンがあり、数字が大きいほど通信の安定性や省電力性が高くなります。安定して接続するためには、バージョン4.2以上、できれば5.0以上のものを選ぶと安心です。また、音の圧縮方式であるコーデックも重要です。標準的なSBCというコーデックに加えて、より高音質で遅延が少ないaptXや、ハイレゾ相当の高音質で送れるLDACなどの上位コーデックに対応しているモデルを選ぶと、ワイヤレスでもより良い音で楽しむことができます。ただし、受信する側のイヤホンやスピーカーも同じコーデックに対応している必要があるため、手持ちの機器の仕様も確認が必要です。

4-5. フルオートかマニュアルか

レコードを再生する際のアーム(針のついた棒)の操作方法には、フルオートとマニュアルがあります。フルオートは、ボタンを一つ押すだけで自動的にアームが動き、レコードの端に針が落ちて再生が始まり、最後まで終わると自動的にアームが元の位置に戻る仕組みです。全自動洗濯機のように、任せておけばすべて完了する手軽さがあります。初心者や、ながら聴きをしたい人におすすめです。マニュアルは、自分でアームを持ち上げてレコードの好きな位置に針を落とし、終わったら自分で戻す仕組みです。手間はかかりますが、レコードに直接触れるアナログならではの儀式的な楽しさを味わえますし、部品が少ない分、音質にこだわる高級機に多く採用されています。

4-6. スピーカー内蔵型とUSB録音機能

手軽さを極限まで求めるなら、本体にスピーカーが内蔵されているモデルが選択肢に入ります。箱から出して電源を入れるだけで音が出るため、機材の組み合わせに悩む必要がありません。ただし、レコードプレーヤーと同じ箱にスピーカーが入っているため、スピーカーの振動がレコードの針に伝わりやすく、音質には限界があります。また、USB録音機能が付いているモデルを選ぶと、レコードの音をパソコンに取り込んでデジタルの音楽ファイルとして保存することができます。貴重な廃盤レコードをデータ化してスマートフォンで持ち歩きたい場合などに非常に便利です。

5. ブルートゥース対応レコードプレーヤーおすすめ20選の比較表

以下の表は、各商品の仕様を比較したものです。不明な項目は情報未掲載としています。

商品名BT方向対応コーデックフォノイコ内蔵回転方式対応回転数有線出力主な強み注意点
オーディオテクニカ AT-LP60XBT送信SBC、aptXありベルト33 1/3、45RCAフルオートの定番入門機マニュアル操作不可
オーディオテクニカ AT-LP120XBT-USB送信SBC、aptXありダイレクト33 1/3、45、78RCA、USBDJライクな操作感フルオート機能なし
オーディオテクニカ AT-LP3XBT送信SBC、aptX、aptX Adaptiveありベルト33 1/3、45RCA高音質コーデック対応カートリッジ交換の知識が必要
オーディオテクニカ AT-SB727送信SBCありベルト33 1/3、45ステレオミニ持ち運び可能な小型設計カバーがないため埃に注意
ソニー PS-LX310BT送信SBC、aptXありベルト33 1/3、45RCA、USB洗練されたデザイン回転数の微調整機能なし
ION Audio Premier LP送信・受信情報未掲載ありベルト33 1/3、45、78RCA、USBスピーカー内蔵外部出力時の音質は価格相応
ION Audio Luxe LP送信情報未掲載ありベルト33 1/3、45、78RCA、USBスピーカー内蔵で木目調サイズがやや大きい
TEAC TN-400BT送信SBC、AAC、aptXありベルト33 1/3、45、78RCAAAC対応でApple製品と好相性フルオート機能なし
TEAC TN-280BT送信SBCありベルト33 1/3、45RCA重厚なMDFキャビネット高音質コーデック非対応
TEAC TN-180BT送信SBCありベルト33 1/3、45、78RCA求めやすい価格マニュアル操作のみ
House of Marley Stir It Up Wireless送信SBCありベルト33 1/3、45RCA、USBサステナブル素材使用フルオート機能なし
Victrola Revolution GO送信・受信情報未掲載ありベルト33 1/3、45、78RCAバッテリー内蔵で完全ワイヤレスデザインの好みが分かれる
Crosley Cruiser Plus送信・受信情報未掲載ありベルト33 1/3、45、78RCAトランク型でデザイン性が高い内蔵スピーカーの音質は軽め
Pro-Ject T1 BT送信SBC、aptXありベルト33 1/3、45RCAガラスプラッターで高音質志向フルオート機能なし
Pro-Ject Essential III Bluetooth送信SBC、aptXありベルト33 1/3、45RCA本格的なアームを採用価格がやや高め
Cambridge Audio Alva TT V2送信SBC、aptX、aptX HDありダイレクト33 1/3、45RCAハイレゾ級のaptX HD対応価格が非常に高い
Cambridge Audio Alva ST送信SBC、aptX、aptX HDありベルト33 1/3、45RCA高音質コーデック対応のベルト式マニュアル操作のみ
JBL Spinner BT送信SBC、aptX HDありベルト33 1/3、45RCA鮮やかなオレンジのアクセントフルオート機能なし
ヤマハ MusicCast VINYL 500送信・受信SBC、AACありベルト33 1/3、45RCA独自のネットワーク機能対応Wi-Fi設定の手間がある
Gadhouse Brad Retro送信・受信情報未掲載ありベルト33 1/3、45、78RCA、ステレオミニレトロな外観とスピーカー内蔵高音質コーデック非対応

5-1. オーディオテクニカ AT-LP60XBT

5-1-1. こんな人におすすめ

初めてレコードプレーヤーを購入する人で、手軽にワイヤレスイヤホンで音楽を聴きたい人に最適です。

5-1-2. できること

レコードの音をブルートゥースで外部のスピーカーやヘッドホンに送信することができます。レコードの溝から読み取った音を、ケーブルを使わずに部屋の隅にあるスピーカーへ飛ばす機能です。フルオート式のため、スタートボタンを押すだけで自動的にレコードが再生され、終わると自動で針が戻ります。

5-1-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能フルオート
補足情報未掲載

5-1-4. 良い点

ボタン操作だけで音楽が始まるフルオート機能は、レコードに触れるのが怖いという初心者にとって非常に安心感があります。また、aptXコーデックという、音の遅延が少なく高音質なデータ圧縮方式に対応しているため、対応するスピーカーを使えばより良い環境で楽しむことができます。

5-1-5. 気をつけたい点

フルオートに特化しているため、レコードの途中の好きな曲から聴き始めるといった細かい手動操作(マニュアル操作)は少しやりづらい構造になっています。どうしても途中の曲から聴きたい場合は、針の扱いに十分注意して慎重に手で動かす必要があります。

5-2. オーディオテクニカ AT-LP120XBT-USB

5-2-1. こんな人におすすめ

レコードの音をワイヤレスで楽しみつつ、DJのような操作感や、パソコンへの録音機能も欲しいという欲張りな人に向いています。

5-2-2. できること

ブルートゥース送信によるワイヤレス再生に加えて、USBケーブルでパソコンと繋ぐことでレコードの音をデジタルデータとして録音できます。また、ダイレクトドライブ方式という回転が安定する仕組みを採用しており、手でレコードの回転を細かく調整するようなアナログらしい操作が可能です。

5-2-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX
フォノイコ内蔵あり
回転方式ダイレクトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA、USB
オート機能なし(マニュアル)
補足情報未掲載

5-2-4. 良い点

ダイレクトドライブによる安定した回転と、本格的な重量感のある本体により、振動に強くクリアな音質を実現しています。ピッチコントロールという、レコードの回転速度を意図的に速くしたり遅くしたりする機能がついており、音楽のテンポを自分好みに変えて楽しむという遊び方もできます。

5-2-5. 気をつけたい点

フルオート機能がないため、自分でアームを持ち上げてレコードの上に針を落とし、聴き終わったら自分で戻す必要があります。音楽を聴きながら寝落ちしてしまうと、レコードの最後で針がずっと回り続けることになるため注意が必要です。

5-3. オーディオテクニカ AT-LP3XBT

5-3-1. こんな人におすすめ

フルオートの手軽さを求めつつも、将来的に針やカートリッジを交換して音質の変化を楽しみたい中級者以上へのステップアップを考えている人におすすめです。

5-3-2. できること

ブルートゥースでの音声送信に対応し、aptX Adaptiveという、周囲の電波状況に合わせて音質や遅延を自動的に調整してくれる高度な圧縮方式に対応しています。これにより、人が多い環境や電波が混線している状況でも、音が途切れにくく快適に音楽を楽しむことができます。

5-3-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX、aptX Adaptive
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能フルオート
補足情報未掲載

5-3-4. 良い点

フルオート機でありながら、ヘッドシェルと呼ばれる針の土台部分を取り外すことができる構造になっています。これにより、オーディオテクニカ製の別の種類の針に交換して、音の響きや重低音の出方などの違いを楽しむという、オーディオならではの深い趣味の世界に足を踏み入れることができます。

5-3-5. 気をつけたい点

針の交換が可能になった分、最初の設定時に針圧というレコードに針を押し当てる力のバランスを調整する作業が必要です。説明書を見ながらおもりを回して設定するという手順が必要になるため、箱から出してすぐに使える完全な手軽さを求める人には少しハードルに感じるかもしれません。

5-4. オーディオテクニカ AT-SB727

5-4-1. こんな人におすすめ

部屋のスペースが限られている人や、友人宅のパーティーやピクニックなど、レコードを外に持ち出して楽しみたい人におすすめです。

5-4-2. できること

サウンドバーガーという愛称で呼ばれるこのモデルは、レコードを挟み込むような特殊な形状をしています。内蔵バッテリーで駆動し、ブルートゥースで音を送信できるため、電源コードもスピーカーへのケーブルも一切不要で、完全なワイヤレス環境でレコードを再生することができます。

5-4-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子ステレオミニ
オート機能なし(マニュアル)
補足バッテリー内蔵

5-4-4. 良い点

使わないときは本棚の隙間や引き出しにしまっておけるほどコンパクトです。重い箱型のプレーヤーという常識を覆すデザインは、インテリアとしても個性的です。USB充電式で最大12時間再生できるため、リビングから寝室への移動も簡単です。

5-4-5. 気をつけたい点

レコード全体を覆う透明なカバー(ダストカバー)が構造上存在しません。そのため、再生中や放置している間にレコード盤に埃が付きやすくなります。再生後にはこまめにレコードをジャケットにしまうという基本的な手入れを怠らないようにする必要があります。

5-5. ソニー PS-LX310BT

5-5-1. こんな人におすすめ

リビングに置いても悪目立ちしない、シンプルでスタイリッシュなデザインのプレーヤーを探している人にぴったりです。

5-5-2. できること

ブルートゥースでの音声送信に対応し、フルオート機能で簡単にレコードの再生と停止ができます。また、USB出力端子を備えており、パソコンと繋いでアナログ音源をデジタルデータとして録音することも可能です。ゲインセレクトという、レコードの録音レベルに合わせて音量を三段階で調整する機能も付いています。

5-5-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA、USB
オート機能フルオート
補足ゲインセレクト機能あり

5-5-4. 良い点

全体がマットな黒で統一された洗練された外観は、現代のインテリアに自然に溶け込みます。また、古いレコードなどで元々の音が小さく録音されている場合でも、ゲインセレクト機能を使ってスイッチ一つで迫力のある音量に引き上げることができるため、録音状態の違うレコードを切り替えて聴く際に非常に便利です。

5-5-5. 気をつけたい点

アームの形状やカートリッジが専用設計となっており、細かい針圧調整や、他社製の針への交換ができない構造になっています。将来的に色々な部品を組み合わせて音をカスタマイズしたいという拡張性を求める人には不向きです。

5-6. ION Audio Premier LP

5-6-1. こんな人におすすめ

外部スピーカーを持っておらず、これ一台ですぐにレコードを聴きたい、あるいはスマートフォン内の音楽も一台で鳴らしたいという人におすすめです。

5-6-2. できること

本体の両端にステレオスピーカーが内蔵されており、単体でレコードの音を鳴らすことができます。さらに、ブルートゥース送信で外部スピーカーに音を飛ばすことも、逆にスマートフォンからブルートゥースで音を受信して内蔵スピーカーから音楽を流すこともできる、多機能なモデルです。

5-6-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信・受信
対応コーデック情報未掲載
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA、USB
オート機能オートリターン
補足スピーカー内蔵

5-6-4. 良い点

スピーカー内蔵型でありながら、ブルートゥースの送受信両方に対応しているという柔軟性が最大の魅力です。パソコンへの録音機能も備えており、アナログレコードを様々な方法で楽しむための機能がすべて詰め込まれています。木目調のデザインも部屋に温かみを与えます。

5-6-5. 気をつけたい点

内蔵されているスピーカーは小型であるため、本格的なオーディオシステムのようにお腹に響くような低音や、部屋全体を包み込むような音の広がりを期待すると少し物足りなく感じるかもしれません。音質よりも手軽さと多機能さを重視した設計です。

5-7. ION Audio Luxe LP

5-7-1. こんな人におすすめ

Premier LPと同様に一台で完結する機能性を求めつつ、よりインテリアに馴染む美しい木目のデザインを好む人におすすめです。

5-7-2. できること

レコードの音を本体の内蔵スピーカーで再生できるほか、ブルートゥース送信機能を使ってワイヤレスイヤホンに音を飛ばすことができます。パソコンとUSBケーブルで接続してデジタルデータに変換する機能も搭載しており、過去のレコードコレクションをデータ化する作業にも適しています。

5-7-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデック情報未掲載
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA、USB
オート機能オートストップ
補足スピーカー内蔵

5-7-4. 良い点

明るい木目調のキャビネットは家具としての質感が非常に高く、リビングの中央に置いても見栄えがします。内蔵スピーカーでの再生からブルートゥースへの切り替えもスムーズで、その日の気分に合わせて聴き方を変えることができます。

5-7-5. 気をつけたい点

スピーカーが内蔵されているモデルの宿命として、音量を極端に大きくしすぎると、内蔵スピーカーから出る音の振動が本体を通じて針に伝わってしまい、音がループしたりノイズが入ったりするハウリングという現象が起きる可能性があります。適度な音量で楽しむ必要があります。

5-8. TEAC TN-400BT

5-8-1. こんな人におすすめ

アップル製のイヤホンやスピーカーを使用しており、本格的なマニュアル操作のレコードプレーヤーで高音質を楽しみたい人におすすめです。

5-8-2. できること

ブルートゥース送信機能を備えており、マニュアル操作でじっくりとレコードと向き合うことができます。アルミニウム製のしっかりとしたターンテーブルを採用しており、回転が安定しています。高音質なデータ圧縮方式であるaptXに加え、アップル製品と相性が良いAACというコーデックにも対応しています。

5-8-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、AAC、aptX
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足情報未掲載

5-8-4. 良い点

iPhoneやAirPodsなどを使っている場合、AACコーデックで接続されるため、標準のSBCよりも音の劣化が少なく、クリアな音質でレコードの音をワイヤレスで聴くことができます。木目を活かした美しいデザインは、高級なオーディオ機器としての風格があります。

5-8-5. 気をつけたい点

マニュアル操作専用であるため、レコードの再生が終わってもターンテーブルは回り続け、針もレコードの最後の溝をこすり続けます。音楽を聴き終わったら必ず自分でアームを戻すという手間を惜しまない人向けの製品です。

5-9. TEAC TN-280BT

5-9-1. こんな人におすすめ

マニュアル操作の本格的な質感と音質を求めつつ、予算を少し抑えたい中級者におすすめです。

5-9-2. できること

ブルートゥースでの音声送信に対応したマニュアル式のレコードプレーヤーです。高密度なMDF(木の繊維を固めた板)で作られた重厚な土台(キャビネット)を採用しており、外部からの振動をシャットアウトして針が安定して溝をなぞることを助けます。

5-9-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足情報未掲載

5-9-4. 良い点

重量のあるキャビネットは、スピーカーから出る低音の振動や足音などがプレーヤーに伝わるのを防ぐため、音の濁りを少なくする効果があります。しっかりとした作りでありながら価格のバランスが良く、長く愛用できる基本性能を備えています。

5-9-5. 気をつけたい点

ブルートゥースの対応コーデックが標準的なSBCのみとなっています。aptXなどのより高音質で遅延の少ないコーデックには対応していないため、ワイヤレス接続時の音質を極限まで追求したい場合には、上位機種を検討する必要があります。

5-10. TEAC TN-180BT

5-10-1. こんな人におすすめ

TEACというオーディオメーカーの信頼性を低価格で手に入れたい入門者におすすめです。

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5-10-2. できること

ブルートゥース送信機能を備えたシンプルなレコードプレーヤーです。フォノイコライザーを内蔵しているため、手持ちのアクティブスピーカーなどに直接有線で繋ぐことも、ワイヤレスイヤホンに音を飛ばすことも簡単にできます。

5-10-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA
オート機能オートリターン
補足情報未掲載

5-10-4. 良い点

手に入れやすい価格でありながら、レコードの再生が終わると自動的にアームが戻るオートリターン機能を備えています。マニュアル機のような外観の格好良さを持ちながら、寝落ちしてしまった際の針の摩耗を防いでくれるという実用性を兼ね備えています。

5-10-5. 気をつけたい点

コストを抑えるために、本体の素材やパーツは上位機種に比べて軽量に作られています。そのため、振動に対する強さは少し劣ります。プレーヤーを設置する台は、グラグラしない頑丈なものを選ぶ工夫が必要です。

5-11. House of Marley Stir It Up Wireless

5-11-1. こんな人におすすめ

環境に配慮した製品を選びたい人や、竹の素材を活かした自然なデザインに惹かれる人におすすめです。

5-11-2. できること

ブルートゥース送信機能を搭載し、手持ちのワイヤレススピーカーと接続できます。この製品の最大の特徴は、再生竹、リサイクルシリコン、オーガニックコットンなどの持続可能な素材をボディの各所に使用している点です。アナログ音楽の再生と環境保護の理念を融合させたモデルです。

5-11-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA、USB
オート機能なし(マニュアル)
補足サステナブル素材使用

5-11-4. 良い点

本物の竹を使用したトップパネルは、一つ一つ木目が異なり、自然な温かみがあります。環境配慮型というだけでなく、オーディオ機器としても堅牢な作りになっており、USB録音機能やフォノイコライザー内蔵など、必要な機能はしっかりと網羅されています。

5-11-5. 気をつけたい点

マニュアル操作であることに加え、針をレコードに落とす際のアームの動きが完全に手動に依存する部分が大きいため、慣れないうちはレコード盤に傷をつけないようにそっと針を下ろすという繊細な手の動きが要求されます。

5-12. Victrola Revolution GO

5-12-1. こんな人におすすめ

キャンプやピクニックなど、アウトドアの環境でレコードを鳴らして楽しみたいというアクティブな人におすすめです。

5-12-2. できること

充電式のバッテリーとスピーカーを内蔵しており、電源コンセントがない場所でもレコードを再生できます。さらにブルートゥースの送信機能と受信機能の両方を備えているため、外でワイヤレススピーカーに音を飛ばすことも、スマホの音楽をこのプレーヤーで鳴らすこともできる万能機です。

5-12-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信・受信
対応コーデック情報未掲載
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA
オート機能情報未掲載
補足バッテリー内蔵、ストラップ付き

5-12-4. 良い点

ギターのストラップのように肩から下げて持ち運べるベルトが付いており、蓋を閉じればトランクのように安全に持ち運べます。防振構造が工夫されており、屋外の多少不安定なテーブルの上に置いても、音が飛びにくいように設計されています。

5-12-5. 気をつけたい点

持ち運びやスピーカー内蔵という機能を優先しているため、音質を純粋に追求するタイプのプレーヤーではありません。あくまでその場の雰囲気を楽しむためのツールとして割り切る必要があります。

5-13. Crosley Cruiser Plus

5-13-1. こんな人におすすめ

レコードプレーヤーを部屋の可愛いインテリアとして飾りたい人や、友人へのプレゼントとして探している人におすすめです。

5-13-2. できること

トランク型のケースを開けるとレコードプレーヤーが現れるという、遊び心あふれるデザインです。ステレオスピーカーが内蔵されており、これ一台でレコードを聴けます。さらにブルートゥースの送受信に対応しているため、スマホの音楽を鳴らすスピーカーとしても、ワイヤレスイヤホンへの送信機としても機能します。

5-13-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信・受信
対応コーデック情報未掲載
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA
オート機能オートストップ
補足トランク型デザイン

5-13-4. 良い点

カラーバリエーションが非常に豊富で、自分の部屋の壁紙や家具の色に合わせてお気に入りの一台を選ぶ楽しさがあります。使わないときはトランクを閉じておけば場所を取らず、ホコリがかぶる心配もありません。

5-13-5. 気をつけたい点

内蔵されているスピーカーは小型で、音の厚みはあまり期待できません。また、トランクの蓋がレコードよりも小さいため、大きなLPレコードを再生する際は蓋を開けたままにしておく必要があり、その間は少しスペースを取ります。

5-14. Pro-Ject T1 BT

5-14-1. こんな人におすすめ

ヨーロッパの洗練されたオーディオブランドの製品で、デザインと音質の両方で妥協したくない本格派の人におすすめです。

5-14-2. できること

オーストリアのブランドであるPro-Jectのエントリーモデルですが、ブルートゥース送信機能を備えています。プラスチックを使用せず、ガラス製の重いターンテーブルを採用することで、見た目の美しさと回転の安定性による高音質を両立させています。

5-14-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足ガラスプラッター採用

5-14-4. 良い点

レコードを乗せる円盤部分が透明なガラスで作られており、回転している様子が非常に美しく見えます。この重いガラスのおかげで振動が抑えられ、クリアで繊細な音色が引き出されます。aptX対応でワイヤレスでも高音質を維持できます。

5-14-5. 気をつけたい点

回転数を33回転から45回転に変更する際、ボタン一つで切り替える機能がありません。ターンテーブルの下にあるゴムベルトを、モーターの太い滑車から細い滑車へと手作業で掛け替える必要があります。このアナログな手間を楽しむ心の余裕が必要です。

5-15. Pro-Ject Essential III Bluetooth

5-15-1. こんな人におすすめ

音響工学に基づいたしっかりとした作りのプレーヤーで、微細な音のニュアンスまでワイヤレスで引き出したい人におすすめです。

5-15-2. できること

T1よりもさらに上位の構造を持つモデルで、ブルートゥース送信機能を搭載しています。アルミニウム製のアームや精度の高いモーター制御など、アナログレコードの音をいかに正確に拾い上げるかに特化した設計になっています。

5-15-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足高精度モーター制御

5-15-4. 良い点

非常に精密に作られたアームのおかげで、レコードの溝をトレースする能力が高く、音の歪みが少ないクリアなサウンドを楽しむことができます。ワイヤレスで聴いていることを忘れてしまうほど、レコード本来の生々しい音を伝えてくれます。

5-15-5. 気をつけたい点

オーディオとしての性能に特化しているため、価格設定がやや高めです。また、回転数の切り替えが手動のベルト掛け替え式である点や、完全なマニュアル操作である点など、利便性よりも音質を優先したストイックな作りになっています。

5-16. Cambridge Audio Alva TT V2

5-16-1. こんな人におすすめ

予算に糸目をつけず、現時点で考えられる最高峰のワイヤレスアナログオーディオ環境を構築したいハイエンド志向の人におすすめです。

5-16-2. できること

イギリスの名門ブランドが手がけた製品で、ハイレゾ相当の高音質なデータ転送が可能なaptX HDというブルートゥースコーデックに対応しています。ダイレクトドライブ方式を採用し、最初から専用に調整された高級なカートリッジが取り付けられているため、極上の音をすぐにワイヤレスで送信できます。

5-16-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX、aptX HD
フォノイコ内蔵あり
回転方式ダイレクトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足MCカートリッジ標準装備

5-16-4. 良い点

aptX HD対応のスピーカーやヘッドホンと組み合わせることで、レコードの細かい息遣いや空気感までもワイヤレスで余すことなく伝達できます。本体の剛性や内蔵されているフォノイコライザーの品質も一級品であり、妥協のない音楽体験を提供してくれます。

5-16-5. 気をつけたい点

レコードプレーヤー単体としては非常に高額です。また、この製品の真価を発揮させるためには、受信側であるブルートゥースヘッドホンやアンプ側も、同じくaptX HDという高規格に対応した高級機を揃える必要があるため、全体のシステム投資が大きくなります。

5-17. Cambridge Audio Alva ST

5-17-1. こんな人におすすめ

Alva TT V2の高音質なワイヤレス技術を体験したいが、もう少し価格を抑えてベルトドライブの音色を楽しみたい人におすすめです。

5-17-2. できること

上位機種のTT V2と同じく、ハイレゾ相当の音質で送信できるaptX HDコーデックに対応しています。違いは回転方式で、こちらはモーターの振動をより伝えにくいベルトドライブ方式を採用しています。カートリッジの交換も容易に行える構造になっています。

5-17-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX、aptX HD
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足高音質フォノイコライザー内蔵

5-17-4. 良い点

ベルトドライブ特有の滑らかで温かみのある音の広がりを、高品位なワイヤレス接続で楽しむことができます。カートリッジが一般的なMM型に変更されているため、将来的に様々なメーカーの針を試して音の変化を楽しむという拡張性が残されています。

5-17-5. 気をつけたい点

こちらも完全なマニュアル操作のプレーヤーです。高音質なコーデックを活かすためには受信側の機器選びに制約がある点も上位機種と同様です。本体が大きく重いため、しっかりとしたラックなどの設置場所を確保する必要があります。

5-18. JBL Spinner BT

5-18-1. こんな人におすすめ

JBLのスピーカーを愛用しており、ブランドを統一してエネルギッシュな音とデザインを楽しみたい人におすすめです。

5-18-2. できること

鮮やかなオレンジやゴールドの差し色が目を引くデザインで、ブルートゥースでの音声送信に対応しています。こちらも高音質なaptX HDコーデックをサポートしており、対応機器と繋げばレコードのダイナミックな音をワイヤレスで劣化なく送信できます。

5-18-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信
対応コーデックSBC、aptX HD
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足アルミニウムプラッター

5-18-4. 良い点

JBLというブランドが持つ、明るく元気な音作りのイメージを見事に体現したプレーヤーです。ロックやジャズのレコードを、躍動感たっぷりに再生してくれます。特にJBL製のブルートゥーススピーカーと組み合わせた時の視覚的な統一感は抜群です。

5-18-5. 気をつけたい点

対応しているコーデックがSBCとaptX HDという少し変則的な組み合わせになっています。中間のaptXには対応していない場合があるため、手持ちのスピーカーがどの規格に対応しているかを事前に確認しておく必要があります。

5-19. ヤマハ MusicCast VINYL 500

5-19-1. こんな人におすすめ

家中にスピーカーを置いて、どの部屋でも同じレコードの音を流したいという、スマートホームのような使い方をしたい人におすすめです。

5-19-2. できること

ブルートゥースの送受信に対応しているだけでなく、Wi-Fiを使って家のネットワークに繋ぐことができます。ヤマハ独自のMusicCastという機能に対応したスピーカーを別の部屋に置いておけば、レコードの音を家中のスピーカーに同時に飛ばして鳴らすことができます。

5-19-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信・受信
対応コーデックSBC、AAC
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45回転
出力端子RCA
オート機能なし(マニュアル)
補足Wi-Fiネットワーク対応

5-19-4. 良い点

レコードプレーヤーでありながら、音楽配信サービスを直接受信して再生する機能も持っています。スマートフォンのアプリを使って、家のどこからでも音量調節やスピーカーの切り替えなどのコントロールができるため、極めて現代的なライフスタイルに適合します。

5-19-5. 気をつけたい点

Wi-Fiのネットワーク機能や専用アプリの設定が必要になるため、最初のセットアップが通常のレコードプレーヤーよりも少し複雑です。ネットワーク機器の扱いに慣れていないと、使いこなすまでに時間がかかるかもしれません。

5-20. Gadhouse Brad Retro

5-20-1. こんな人におすすめ

1950年代から60年代のレトロな雰囲気が好きで、インテリアとして部屋にポンと置いてすぐに音楽を楽しみたい人におすすめです。

5-20-2. できること

古き良き時代のアメリカの家電を思わせる丸みを帯びたデザインの本体に、スピーカーが内蔵されています。レコードの再生はもちろん、ブルートゥースでの音声受信にも対応しており、スマートフォンの音楽をレトロな本体から流すことができます。

5-20-3. 主要スペック

項目内容
BT方向送信・受信
対応コーデック情報未掲載
フォノイコ内蔵あり
回転方式ベルトドライブ
対応回転数33 1/3、45、78回転
出力端子RCA、ステレオミニ
オート機能オートストップ
補足スピーカー内蔵、ピッチコントロール

5-20-4. 良い点

アナログらしい操作感を楽しむためのピッチコントロール(回転速度の微調整つまみ)が付いており、レコードの音程を少し変えて遊ぶことができます。ブルートゥースでスマホの音楽を流す際も、内蔵スピーカー特有の少しこもったような優しい音質になり、レトロな気分に浸れます。

5-20-5. 気をつけたい点

本格的なオーディオ機器というよりは、ライフスタイル雑貨やインテリアとしての側面が強い製品です。そのため、スピーカーの出力は小さめで、広い部屋で大音量を鳴らすのには適していません。

6. ブルートゥース接続手順

レコードプレーヤーとワイヤレススピーカーやイヤホンをブルートゥースで繋ぐ手順(ペアリング)は、機器によって多少異なりますが、基本的には以下の流れになります。

手順1:まずはレコードプレーヤーと受信側(スピーカーなど)の電源を両方とも入れます。
手順2:周囲にある不要なブルートゥース機器(スマートフォンやタブレットなど)のブルートゥース設定を一時的にオフにします。これは、プレーヤーが誤ってスマホに繋がってしまうのを防ぐためです。
手順3:受信側のスピーカーやイヤホンをペアリングモードにします。多くの場合、電源ボタンを長押ししたり、専用のブルートゥースボタンを長押ししたりすると、ランプが点滅して電波を探す状態になります。
手順4:レコードプレーヤー側のブルートゥースボタン(ペアリングボタン)を長押しします。プレーヤー側のランプも点滅し始めます。
手順5:両方のランプが点滅から点灯に変わったり、スピーカーからポロロンという接続音が鳴ったりすれば接続完了です。一度繋がれば、次回からは電源を入れるだけで自動的に繋がることが多いです。

7. よくあるトラブルシューティングと対策

7-1. 音が途切れる

起きやすい原因は、電子レンジやWi-Fiルーターなどの電波干渉、またはプレーヤーとスピーカーの距離が離れすぎていることです。確認手順として、まずは電子レンジを使っている時に起きるか、ルーターが近くにないかを確認します。対処としては、プレーヤーとスピーカーの間に障害物がないように近づけるか、Wi-Fi機器から離れた場所に設置し直します。

7-2. ペアリングできない

起きやすい原因は、レコードプレーヤーが別の機器(過去に繋いだイヤホンや近くにある家族のスマホなど)に勝手に繋がってしまっていることです。確認手順として、プレーヤーのランプがすでに点灯していないか(すでに何かに繋がっているサイン)を見ます。対処としては、周囲のスマホなどのブルートゥースを全てオフにした上で、もう一度両方の機器をペアリングモードからやり直します。

7-3. 音が小さい

起きやすい原因は、フォノイコライザーのスイッチがオフ(PHONO側)になっていることです。レコードの微小な音のまま送信されているためです。確認手順として、プレーヤーの背面にあるスイッチがLINEになっているか確認します。対処としては、スイッチをLINE(またはON)に切り替えることで、音が増幅されて適切な音量になります。

7-4. 片側だけ鳴る

起きやすい原因は、レコードの針(カートリッジ)に付いている細い導線が緩んでいるか、針先そのものに大きなホコリが偏って付着していることです。確認手順として、針の根元の4本の小さな線がしっかり繋がっているか、針先にゴミがないかを目視します。対処としては、専用のブラシで針先のホコリを優しく払い落とし、線の緩みがあればピンセットで慎重に押し込みます。

7-5. ノイズが増えた

起きやすい原因は、ブルートゥースの圧縮によるノイズではなく、レコード盤自体の静電気やホコリです。特に冬場は静電気が起きやすくなります。確認手順として、レコード盤の表面に白いホコリが吸い付いていないか見ます。対処としては、市販のレコード用除電ブラシやクリーニングスプレーを使って、盤面の静電気とホコリを取り除きます。

7-6. 回転が不安定

起きやすい原因は、ターンテーブルの下に掛かっているゴムベルトがよじれているか、古くなって伸びてしまっていることです。確認手順として、ターンテーブルのマットを外し、隙間からゴムベルトがまっすぐ掛かっているかを確認します。対処としては、よじれを直すか、購入から数年経っている場合は新しい交換用ベルトを購入して付け替えます。

7-7. 針飛び

起きやすい原因は、プレーヤーを置いている台が傾いているか、スピーカーの低音の振動が直接プレーヤーに伝わってしまっていることです。確認手順として、スマホの水平器アプリなどで台が平らかどうかを見ます。対処としては、プレーヤーを水平で頑丈な台に置き直し、スピーカーとは別の家具に置くなどして振動から遠ざけます。

8. ブルートゥース対応レコードプレーヤーのよくある質問(FAQ)

8-1. ブルートゥースで繋ぐとアナログの良さは完全に消えてしまいますか?

完全に消えるわけではありません。たしかにデジタル変換と圧縮によって一部の音のデータは削られますが、レコード特有の針が溝をなぞる微かな摩擦音や、音の立ち上がりの丸みといったアナログの雰囲気は、ブルートゥース経由でも十分に感じ取ることができます。日常のリスニングにおいて、その温かみは損なわれません。

8-2. スマホの音楽をレコードプレーヤーで聴く機能はどういう時に使いますか?

レコードを聴き終わってリラックスしたまま、今度は定額制の音楽配信サービスで別の曲を流したい時などに使います。レコードプレーヤーの内蔵スピーカーをスマホ用のワイヤレススピーカーとして代用できるため、部屋に別のスピーカーを置く必要がなくなり、省スペースで音楽環境を構築できます。

8-3. フォノイコライザーがないモデルを買ってしまったらどうすればいいですか?

慌てる必要はありません。別途、単体のフォノイコライザーという小さな箱型の機器を購入し、レコードプレーヤーとスピーカー(またはアンプ)の間をケーブルで繋げば解決します。安いものなら数千円から手に入ります。これにより、むしろ内蔵のものより音質が向上する可能性もあります。

8-4. 古いレコードでもブルートゥース対応プレーヤーで聴けますか?

はい、全く問題なく聴けます。レコード盤自体の仕組みは昔から変わっていないため、押し入れに眠っていた数十年前のレコードでも、現代のブルートゥース対応プレーヤーに乗せれば、最新のワイヤレスイヤホンで当時の音楽を再生することができます。

8-5. テレビの音をブルートゥースレコードプレーヤーから出すことはできますか?

ブルートゥース受信機能とスピーカーが内蔵されているモデルであれば可能です。テレビ側にブルートゥース送信機能が付いているか、テレビのイヤホンジャックに外付けのブルートゥース送信機を取り付ければ、テレビの音をレコードプレーヤーのスピーカーから鳴らすことができます。

8-6. オート機能がないマニュアル機を使うのは難しいですか?

最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。自転車に乗るのと同じで、アームの持ち上げ方や針の落とし方の力加減は数回やれば体が覚えます。むしろ、自分の手で音楽のスタート地点を決めるというそのひと手間が、レコードを聴くという特別な時間の楽しさに変わっていきます。

8-7. ワイヤレスイヤホンで聴くと遅延で映像と音がずれたりしますか?

レコードを再生して音楽を聴くだけであれば映像がないため、音が少し遅れても全く気になりません。ただし、パソコンのYouTubeの映像を見ながら、レコードプレーヤーでその曲のレコードを同時に流して音合わせをするような特殊な遊び方をする場合は、ズレを感じることになります。

8-8. 途中でブルートゥースの接続が切れてしまうのはなぜですか?

一番多いのは、レコードプレーヤーの近くに電子レンジなどの強い電波を出す家電がある場合です。また、受信側のワイヤレススピーカーのバッテリーが少なくなっている時も接続が不安定になり、ブツブツと途切れたり切断されたりすることがあります。まずはスピーカーの充電を確認してください。

8-9. コーデックの違いでそんなに音は変わるのですか?

一般的な環境で小さな音量で聴く分には、SBCとaptXの違いに気づかない人も多いです。しかし、静かな部屋でヘッドホンを使って集中して聴き比べると、高音質なコーデックの方が、シンバルの余韻やボーカルの息遣いがよりはっきりと、ベールを一枚脱いだようにクリアに聞こえる傾向があります。

8-10. アンプや有線スピーカーも持っている場合、ブルートゥース機能は邪魔になりますか?

邪魔にはなりません。普段は有線でアンプに繋いで最高の音質で楽しみ、夜中に家族を起こしたくない時だけブルートゥースでワイヤレスヘッドホンに飛ばす、というように状況に応じて使い分けることができるため、むしろ再生の選択肢が広がり、よりレコードを楽しむ機会が増えます。

9. レコードプレーヤーとブルートゥース関連の用語集

・コーデック:ブルートゥースで音楽のデータを送る際の、データを圧縮して小さくする計算方式のこと。荷物の詰め込み方のようなものです。
・SBC:すべてのブルートゥースオーディオ機器が必ず対応している標準的なコーデック。
・aptX:SBCよりもデータの圧縮効率が良く、音質が良く遅延が少ないコーデック。
・LDAC:ハイレゾ相当の非常に多くの音楽データを送ることができる、ソニーが開発した高音質コーデック。
・フォノ:レコードプレーヤーから出力される、非常に小さく微細な音声信号のこと。
・ライン:CDプレーヤーやスマホなどと同じ、一般的なオーディオ機器が扱う十分に増幅された音声信号のこと。
・フォノイコライザー:小さなフォノ信号を、一般的なライン信号の大きさにまで増幅し、音のバランスを整える変換器のこと。
・ベルトドライブ:モーターの回転をゴムのベルトを介してレコードを乗せる台に伝える回転方式。振動が少ない。
・ダイレクトドライブ:レコードを乗せる台の真下にモーターがあり、直接回す方式。回転が強力で安定している。
・針圧:レコードの溝に対して、針を上から押し当てる力のこと。重すぎても軽すぎても良くない。
・アンチスケーティング:レコードが回転する遠心力で、針が盤の内側に引っ張られる力を打ち消すための機能。
・RCA端子:赤と白のプラグを使って、オーディオ機器同士を有線で接続するための一般的なアナログ端子のこと。

10. まとめ

ブルートゥース対応のレコードプレーヤーは、アナログレコードのノスタルジックな魅力と、最新のワイヤレス技術の利便性を両立させた素晴らしいアイテムです。音をイヤホンに飛ばす送信機能が必要なのか、スマホの音を鳴らす受信機能が必要なのかを最初に明確にすることが、後悔しない選び方の最大のポイントです。音質や遅延に関する心配も、現代の技術や適切なコーデック選び、有線との併用によって十分にクリアできます。この記事でご紹介した20選のモデルや比較表、そして失敗しないためのチェック項目を参考にしていただき、あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけて、豊かなアナログ音楽のある生活を楽しんでください。

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