イヤホンマイクの位置は、イヤホンの種類によって異なります。結論から言うと、有線イヤホンはケーブル途中のリモコン部分、ワイヤレスイヤホンはイヤホン本体やステム(耳から下に伸びる棒状のパーツ)部分にマイクが内蔵されていることが多いです。さらに、コードが一切ない完全ワイヤレスイヤホンは、左右どちらか、または両方にマイクがある場合があります。
ただし、機種によってマイクの場所は大きく異なるため、「必ずここにある」と断定することはできません。正確には、イヤホン本体にある小さなマイク穴を確認するか、取扱説明書・商品仕様・スマホやPCの入力設定で確認するのが確実です。
この記事では、有線・ワイヤレス・完全ワイヤレスといった種類別のマイク位置の違いや、自分のイヤホンにマイクが付いているか確認する方法、そして「相手に声が届かない」「音がこもる」といったトラブル時の対処法まで詳しく解説します。Web会議やオンラインゲームのボイスチャットを快適に行うための使い方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1. イヤホンマイクはどこ?まず結論
イヤホンを使っていると、「自分の声って、どこから拾われているんだろう?」と気になったことはありませんか。
特に、Web会議やゲームのボイスチャットで初めてマイクを使うときは、「手でマイクをふさいでいないかな」「ちゃんと相手に声が届いているかな」と、少し不安になることもありますよね。
結論からお伝えすると、イヤホンマイクの位置は、お使いのイヤホンの種類や形によって変わります。
大まかには、次のような場所にあることが多いです。
- 有線イヤホン: ケーブルの途中にある「リモコン部分」に、マイクが内蔵されていることが多いです。
- ワイヤレスイヤホン(左右一体型など): イヤホン本体や、耳から下に伸びる「ステム部分」、またはケーブル途中の操作部にマイクが付いている場合があります。
- 完全ワイヤレスイヤホン: 左右どちらか一方、または左右両方のイヤホン本体に、マイクが内蔵されていることがあります。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。
同じワイヤレスイヤホンでも、機種によってマイクの場所は少しずつ違います。正確な位置を知りたいときは、「小さなマイク穴を探す」「取扱説明書や商品仕様を確認する」「スマホやPCの入力設定を見る」といった方法で確認しておくと安心です。
まずは、イヤホンの種類ごとにマイクがあることの多い場所を、表で見てみましょう。お手元のイヤホンがどのタイプに近いか、照らし合わせながらチェックしてみてください。
| イヤホンの種類 | マイクがあることが多い場所 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 有線イヤホン | ケーブル途中のリモコン部分 | 小さな穴、通話ボタン、音量ボタンの近く |
| ワイヤレスイヤホン | イヤホン本体の側面・下部・ステム部分 | 外側の小さな穴、口元に向いた部分 |
| 完全ワイヤレスイヤホン | 左右どちらか、または両方の本体 | 複数の小さな穴、アプリや仕様表 |
| ヘッドセット | 口元に伸びるブームマイク部分 | マイクアーム、ミュートスイッチ |
| マイクなしイヤホン | マイクなし | 商品仕様にマイク表記がない |
表を見ると分かるように、マイクが内蔵されている場所には、多くの場合「小さな穴」があります。
この小さな穴から声を拾っているため、指や服などでふさいでしまうと、相手に声が届きにくくなることがあります。通話中に「声が遠い」「聞こえにくい」と言われたときは、マイク部分をふさいでいないか確認してみてください。
また、イヤホンの中には、そもそもマイクが搭載されていないタイプもあります。
音楽を聴くことに特化したイヤホンの場合、マイク機能が付いていないこともあるため、通話や録音で声を拾えないことがあります。まずは、ご自身のイヤホンにマイク機能があるかどうかを確認することが、トラブル解決の第一歩です。
ここからは、イヤホンの種類ごとに、マイクがどこにあるのかをさらに詳しく見ていきましょう。
2. 有線イヤホンのマイクはどこにある?
スマートフォンやパソコンにケーブルを挿して使う「有線イヤホン」は、音の遅れが少なく、充電を気にせず使えるところが魅力です。
ワイヤレスイヤホンが増えた今でも、「やっぱり有線が使いやすい」と感じている方は少なくありません。
では、有線イヤホンのマイクはどこにあるのでしょうか。
ここでは、マイクの場所や見分け方、通話するときに気をつけたいポイントをわかりやすく紹介します。
2-1. 多くはケーブル途中のリモコン部分にある
マイク付きの有線イヤホンでは、マイクは「ケーブルの途中にあるリモコン部分」に入っていることが多いです。
リモコン部分とは、イヤホンの左右のケーブルが合流するあたりや、右耳側または左耳側のケーブルの途中についている小さなパーツのことです。
この部分には、音量を調整する「+・-ボタン」や、音楽の再生・一時停止、電話の応答・切断に使うボタンがついていることがあります。
通話ボタンを押すとき、このリモコン部分は自然と口元に近い位置にきます。
そのため、ここに小さなマイクを入れておくと、声を拾いやすいんです。
お手元のイヤホンに小さなリモコンがついている場合は、その中にマイクが入っている可能性が高いと考えてよいでしょう。
2-2. 小さな穴がマイクの入口になっていることが多い
では、リモコン部分のどこがマイクなのでしょうか。
イヤホンのリモコン部分をよく見てみると、表面や裏面、側面に「針でちょんと突いたような小さな穴」や「細長いすき間」のようなものがある場合があります。
この小さな穴が、マイクの入口です。
専門的には「集音孔」と呼ばれることもありますが、かんたんに言うと「声を拾うための小さな入口」のことです。
あなたの声は空気を通ってこの穴に入り、内部のマイク部品に届きます。
そこから音が電気信号に変わり、スマートフォンやパソコンへ送られる仕組みです。
小さな穴は、ボタンのすぐ横にあることもあれば、裏側にひっそりついていることもあります。
もし見つからない場合でも、リモコンのすき間などから音を拾うタイプもあります。
ただ、基本的には「リモコン部分にある小さな穴がマイクの入口」と覚えておくとわかりやすいですよ。
2-3. マイクがない有線イヤホンもある
ここで、ひとつ確認しておきたいポイントがあります。
それは、すべての有線イヤホンにマイクがついているわけではない、ということです。
たとえば、音楽をじっくり楽しむための高級イヤホンや、音楽鑑賞だけを目的にしたシンプルなイヤホンには、リモコンやマイクがついていないことがあります。
このようなイヤホンをスマートフォンやパソコンにつないでWeb会議や通話をしても、イヤホン側では声を拾えません。
その場合は、スマートフォンやパソコン本体のマイクが使われることがあります。
自分の有線イヤホンにマイクがついているか不安なときは、購入時のパッケージや商品ページ、仕様書を確認してみましょう。
次のような表記があれば、マイク付きの可能性が高いです。
- マイク付き
- 通話対応
- ハンズフリー通話対応
- 4極プラグ
「4極プラグ」は少し難しく聞こえますが、かんたんに言うと、音を聞くだけでなくマイクにも対応している端子のことです。
リモコンパーツがついていればマイクも入っていることが多いですが、確実に知りたいときは、商品の仕様を確認しておくと安心です。
2-4. 通話中はリモコン部分を塞がない
有線イヤホンのマイクを使うときに意外と多いのが、知らないうちにマイクの穴を塞いでしまうことです。
マイクは、リモコン部分にある小さな穴から声を拾います。
そのため、通話中にリモコン部分を指で強くつまんだり、手のひらで覆ったりすると、声が小さくなってしまうことがあります。
相手には、声がこもって聞こえたり、少し遠く感じられたりすることもあります。
また、冬場はコートやマフラーの内側にケーブルを入れることもありますよね。
その状態で通話すると、服の生地がマイク穴をふさいでしまったり、生地とマイクがこすれて「ガサガサ」という音が入ったりすることがあります。
髪の毛がマイク部分に当たって、ノイズになってしまうこともあります。
有線イヤホンで通話やWeb会議をするときは、リモコン部分を服の外に出しておきましょう。
マイク穴が指や服、髪の毛で覆われていない状態にしておくと、声が相手に届きやすくなります。
通話前に、リモコン部分の位置を少し確認するだけでも大丈夫です。
小さなひと手間ですが、相手に聞こえる声の印象がぐっと変わりますよ。
3. ワイヤレスイヤホンのマイクはどこにある?
ケーブルがないタイプや、左右のイヤホンだけが短いケーブルでつながっているタイプの「ワイヤレスイヤホン」は、Bluetoothを使ってスマホやPCと接続します。
有線イヤホンの場合は、ケーブルの途中にあるリモコン部分にマイクが付いていることが多いですよね。
一方で、ワイヤレスイヤホンはケーブルがない、またはケーブルが短いため、マイクの位置が少し分かりにくいことがあります。
では、ワイヤレスイヤホンのマイクはどこにあるのでしょうか。
イヤホンの形ごとに、やさしく見ていきましょう。
3-1. イヤホン本体に内蔵されていることが多い
ワイヤレスイヤホンのマイクは、イヤホン本体に内蔵されていることが多いです。
左右のイヤホンがケーブルでつながっているネックバンド型などの場合は、リモコン部分にマイクが付いていることもあります。
ただ、近年主流になっているケーブルレスの完全ワイヤレスイヤホンでは、イヤホン本体そのものにマイクが入っているケースが一般的です。
具体的には、イヤホン本体の側面や下部、外側のパネル部分などに、小さなマイク部品が組み込まれています。
耳から下に伸びる「ステム部分」があるイヤホンでは、その中にマイクが入っていることもあります。
この小さなマイクには、「MEMSマイク」と呼ばれる部品が使われることがあります。
MEMSマイクとは、イヤホンのような小さな機器にも入れやすい、とても小型のマイク部品のことです。
マイクが本体に入っているため、口元にマイクを近づける必要はありません。
イヤホンを耳につけて話すだけで、自然に声を拾ってくれるので、ハンズフリー通話にも便利です。
3-2. ステム部分は口元に近く声を拾いやすい
Appleの「AirPods」シリーズのように、耳に入れる部分から下へ細長い棒のようなパーツが伸びているイヤホンがあります。
この下に伸びている部分を「ステム」と呼びます。
ステム型のイヤホンでは、多くの場合、このステムの先端あたりにメインのマイクが配置されています。
ちょうど口元に近い位置になるため、話している声を拾いやすいのが特徴です。
ステムがあることで、マイクが物理的に口の方向へ近づきます。
そのため、通話中の声を効率よく拾いやすく、相手にも声が届きやすくなります。
通話やWeb会議で使う機会が多い方にとっては、声の聞こえやすさは大切なポイントですよね。
そのため、ステム型のワイヤレスイヤホンは、ビジネス用途でも選ばれやすいタイプです。
3-3. 丸型や小型のイヤホンは本体側面や下部にある
一方で、ステムがない「丸型」や「豆型」の小型ワイヤレスイヤホンもあります。
耳の穴にすっぽり収まるような、コンパクトなデザインのイヤホンです。
このタイプはステムがないため、マイクはイヤホン本体の側面や下部、外側の表面などに配置されていることが多いです。
イヤホン本体をよく見てみると、プラスチック部分に針の先ほどの小さな穴が空いていることがあります。
その穴が、マイクの入り口になっている場合があります。
ステム型に比べると、マイクと口元の距離は少し離れます。
ただし、イヤホン内部のソフトウェア処理によって声を拾いやすくしたり、音声を調整したりすることで、通話ができるようになっています。
ただ、ここで少し気をつけたいのが、「イヤホン本体にある小さな穴が、すべて通話用マイクとは限らない」という点です。
ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンでは、周囲の雑音を拾うための専用マイクが付いていることがあります。
また、音の響きや空気の流れを調整するための通気孔として、小さな穴が空いている場合もあります。
そのため、どの穴が自分の声を拾うメインマイクなのかを正確に知りたい場合は、取扱説明書やメーカー公式サイトを確認してみると安心です。
4. 完全ワイヤレスイヤホンのマイク位置は機種によって違う
左右のイヤホンがそれぞれ独立していて、ケーブルがないイヤホンを「完全ワイヤレスイヤホン(TWS:True Wireless Stereo)」と呼びます。
完全ワイヤレスイヤホンは、コンパクトで使いやすいことから、今では多くの人に選ばれているイヤホンです。ただし、マイクの位置や仕組みは、機種によって少しずつ違います。
「どちらのイヤホンにマイクがあるのか」「片耳だけでも通話できるのか」は、製品によって変わるため、使い方に合わせて確認しておくと安心です。
4-1. 片方だけにマイクがあるケース
一部の完全ワイヤレスイヤホンでは、左右どちらか片方のイヤホンにだけマイクが入っていることがあります。
特に、低価格帯のモデルや少し前に発売されたモデルでは、このタイプが見られることがあります。
たとえば、「右耳用のイヤホンが親機としてスマホとつながり、左耳用のイヤホンは子機として右耳側から音のデータを受け取る」という仕組みの製品があります。
このような場合、親機である右耳側にだけマイクが入っていることがあります。
そのため、マイクが入っていない左耳用のイヤホンだけを装着しても、通話用のマイクとしては使えません。通話をしたいときは、マイクが入っている側、または左右両方のイヤホンを装着する必要があります。
また、片耳だけで使う通話専用のヘッドセットも、基本的には装着する本体にマイクがあります。
4-2. 両方にマイクがあるケース
現在販売されている中価格帯から高価格帯の完全ワイヤレスイヤホンでは、左右両方のイヤホンにマイクが入っているものが多くあります。
両方にマイクがあると便利なのは、どちらか片方だけをケースから取り出して、片耳イヤホンとして通話に使えることです。
右耳だけを装着しても、左耳だけを装着しても、それぞれのイヤホンに入っているマイクが使えます。
たとえば、長時間のWeb会議中に片方のバッテリーが切れてしまった場合でも、もう片方のイヤホンに切り替えれば、そのまま通話を続けられます。
仕事中や移動中など、長くイヤホンを使う場面では、とても助かる機能です。
両耳に装着して通話する場合は、機種によってマイクの使い方が変わります。
左右のマイクで拾った音を合わせて相手に届けるものもあれば、声をよりはっきり拾えている側のマイクを自動で優先してくれるものもあります。
また、親機側のマイクを中心に使うタイプもあります。
このように、両方にマイクがあるイヤホンは、使う場面に合わせて自動で調整してくれるものが多いです。
4-3. 複数マイクは通話用とノイズ低減用に分かれることがある
さらに高性能な完全ワイヤレスイヤホンになると、片方のイヤホンに2つ以上のマイクが入っていることもあります。
「そんなにマイクが必要なの?」と思うかもしれません。
実は、複数のマイクは、通話中の声をより聞き取りやすくするために使われています。
複数のマイクが入っている場合、それぞれ次のような役割を持っています。
- 通話用マイク(ボイスマイク): 主に口元に近い位置やイヤホンの下部にあり、あなたの声を拾うためのマイクです。
- ノイズ低減用マイク: イヤホンの外側や上部などにあり、車の音、風の音、周囲の人の声など、まわりの雑音を拾うためのマイクです。
イヤホンの内部では、これらのマイクが拾った音をすばやく分析しています。
そして、あなたの声はしっかり残しながら、周囲の雑音を目立ちにくくする処理を行います。これが、ノイズリダクション機能です。
この機能があると、騒がしいカフェや駅のホームにいるときでも、相手にあなたの声が届きやすくなります。
また、複数のマイクを使って「口元の方向から聞こえる声」を中心に拾い、それ以外の方向から入ってくる音を抑える技術もあります。
これを「ビームフォーミング技術」と呼びます。
少し難しい言葉ですが、イメージとしては、マイクがあなたの口元に向かってそっと集中しているような仕組みです。周囲の音をできるだけ抑えながら、声だけをピンポイントで拾いやすくしてくれます。
このように、完全ワイヤレスイヤホンのマイクは、ただ音を拾うだけの小さな穴ではありません。
複数のマイクとソフトウェアが組み合わさることで、通話中の声をよりクリアに届ける仕組みになっています。
難しい用語がいくつか出てきましたが、まずは「マイクが多い高性能なイヤホンほど、騒がしい場所でも声を届けやすい」と覚えておくと、イヤホンを選ぶときに役立ちます。
5. マイク付きイヤホンかどうかを確認する方法
ここまで、イヤホンのマイクの位置について解説してきました。
ただ、「そもそも自分のイヤホンにマイクが付いているのか分からない」という方もいるかもしれません。見た目だけでは分かりにくいこともあるので、少し迷ってしまいますよね。
ここでは、お使いのイヤホンがマイク付きかどうか、つまり通話に使えるかどうかを確認する方法を4つ紹介します。
5-1. 商品説明で確認する
まず確認したいのは、購入時のパッケージや、オンラインショップの商品説明ページです。
マイクが搭載されているイヤホンの場合、商品説明の中にマイクや通話に関する情報が記載されていることが多いです。
たとえば、以下のような表記があれば、そのイヤホンはマイク付きで、通話やWeb会議に使える可能性が高いでしょう。
- マイク付き
- 通話対応
- ハンズフリー通話対応
- リモコンマイク付き
- 内蔵マイク
- Web会議対応
- ボイスチャット対応
一方で、「高音質リスニング用」「音楽専用」といった表記だけで、マイクや通話に関する説明が見当たらない場合は、マイクが搭載されていない可能性があります。
迷ったときは、商品名や型番で検索して、公式サイトの情報もあわせて確認してみると安心です。
5-2. イヤホン本体やリモコンの穴を見る
パッケージや説明書が手元にない場合は、イヤホン本体やケーブルを実際に見て確認してみましょう。
- 有線イヤホンの場合: ケーブルの途中に、音量調整や再生・停止に使う小さなリモコンがないか見てみましょう。そこに小さな穴が空いていれば、マイクが搭載されている可能性が高いです。
- ワイヤレスイヤホンの場合: イヤホン本体の側面や下部、またはステムと呼ばれる棒状のパーツの先端に、小さな穴やスリットがないか確認してみてください。
ただし、ワイヤレスイヤホンの本体にある小さな穴は、通話用のマイクとは限りません。
ノイズキャンセリング用のマイク穴だったり、空気を逃がすための通気孔だったりすることもあります。そのため、穴があるだけで「通話用マイクがある」と判断するのは少し難しい場合があります。
見た目だけで分かりにくいときは、次の方法も試してみましょう。
5-3. 取扱説明書や公式仕様を見る
イヤホンのメーカー名と型番が分かる場合は、インターネットで公式情報を確認するのがおすすめです。
検索するときは、次のように入力してみると見つけやすいです。
- 「メーカー名 型番 取扱説明書」
- 「メーカー名 型番 仕様」
- 「メーカー名 型番 マイク」
メーカーの公式サイトにある製品ページや、PDFの取扱説明書を見ると、各部の名称が図解で説明されていることがあります。
そこに「マイク」「通話口」「マイク穴」などの記載があれば、マイクの有無だけでなく、どこにマイクがあるのかも確認できます。
見た目では判断しにくいイヤホンでも、公式情報を見るとすっきり分かることが多いです。
5-4. 実際に録音や通話テストをする
手早く確認したい場合は、実際にスマホやPCにつないでテストしてみましょう。
スマホの場合は、最初から入っている「ボイスメモ」などの録音アプリを使うと確認しやすいです。
まず、イヤホンを装着した状態で、いつも通り話しかけて録音してみます。次に、イヤホン本体やリモコン部分を手で軽く覆った状態で、同じように録音してみてください。
そのあとに録音した音声を聞き比べてみましょう。
イヤホンを覆ったときに声がこもったり、小さくなったりしていれば、そのイヤホンのマイクが音を拾っている可能性が高いです。
PCの場合は、ZoomやTeamsなどのWeb会議アプリにある「スピーカー&マイクのテスト」機能を使うと便利です。
設定画面でマイクを選び、自分の声にメーターが反応するかどうかを確認してみましょう。声を出したときにメーターが動けば、イヤホンのマイクが認識されているかを確認できます。
商品説明や本体の見た目だけで判断しにくいときは、実際に録音や通話テストをしてみると安心です。
6. スマホ・PC・ゲーム機でマイク入力を確認する方法
イヤホンにマイクが付いていることを確認できたら、次はスマホやPCなどのデバイス側で、イヤホンのマイクがきちんと使われているかを見てみましょう。
実は、「イヤホンはつながっていて相手の声は聞こえるのに、自分の声はスマホ本体のマイクで拾われていた」というケースはよくあります。
この状態だと、スマホから少し離れただけで相手に声が届きにくくなってしまいます。
ここでは、iPhone・Android・Windows・Mac・ゲーム機ごとに、マイク入力の確認方法をわかりやすく紹介します。
6-1. iPhoneで確認する方法
iPhoneで有線イヤホンやBluetoothワイヤレスイヤホンを使っている場合は、まずイヤホンのマイクが正しく認識されているか確認してみましょう。
- ボイスメモで録音テストをする:
iPhoneに最初から入っている「ボイスメモ」アプリを開きます。イヤホンを接続した状態で録音ボタンを押し、イヤホンのマイク部分やリモコン部分を指で軽くトントンと叩いてみましょう。波形が大きく反応すれば、イヤホンのマイクが使われている可能性が高いです。 - Bluetooth設定を確認する:
Bluetoothイヤホンを使っている方は、「設定」アプリから「Bluetooth」を開きます。自分のイヤホンが「接続済み」になっているか確認してみてください。 - 通話中の入力先を確認する:
電話アプリで通話しているときは、画面に表示される「オーディオ」またはスピーカーのアイコンをタップします。そこで「iPhone」ではなく、接続しているイヤホンの名前が選ばれていれば、イヤホンマイクが使われています。 - アプリごとのマイク権限を確認する:
LINEやZoomなどで声が届かないときは、アプリにマイクの使用が許可されていない可能性もあります。
「設定」アプリを下にスクロールし、対象のアプリをタップします。その中にある「マイク」のスイッチが緑色、つまりオンになっているか確認してみましょう。
6-2. Androidで確認する方法
Androidスマートフォンでも、基本的な確認方法はiPhoneとほとんど同じです。
ただし、機種やメーカーによって設定画面の名前が少し違うことがあります。表示名がぴったり同じでなくても、近い項目を探してみてください。
- 録音アプリでテストする:
最初から入っているボイスレコーダーアプリや、ダウンロードした録音アプリを使って確認します。イヤホンを接続した状態で録音し、イヤホンのマイク部分を軽く叩いてみましょう。音の波形や録音音声に反応があれば、イヤホンマイクが使われている可能性があります。 - Bluetooth設定を確認する:
「設定」から「接続済みのデバイス」または「Bluetooth」を開きます。イヤホンが接続されているか確認しましょう。
さらに、接続中のイヤホンの右側にある歯車アイコンをタップし、「通話」や「電話の音声」の項目がオンになっているか見てみてください。ここがオフになっていると、音楽は聴けても通話には使えないことがあります。 - アプリのマイク権限を確認する:
LINEやZoomなどのアプリで声が届かない場合は、マイクの権限も確認しておくと安心です。
「設定」から「アプリ」へ進み、対象のアプリを選びます。そのあと「権限」を開き、「マイク」が「許可」になっているかチェックしてみましょう。
6-3. Windowsで確認する方法
WindowsパソコンでWeb会議や通話をするときは、マイク設定が別のものになっていることがあります。
たとえば、イヤホンマイクを使いたいのに、パソコン内蔵マイクが選ばれていることもあります。
声が遠い、こもって聞こえる、相手に届かないと感じたら、まず入力デバイスを確認してみましょう。
- 設定からサウンドを開く:
スタートメニューを開き、「設定」の歯車アイコンをクリックします。
そのあと、「システム」から「サウンド」を選びます。 - 入力デバイスを確認する:
画面の中にある「入力」セクションを見てみましょう。
「入力デバイスを選択してください」という項目がある場合は、プルダウンメニューを開きます。
ここで、パソコン内蔵のマイクではなく、接続したイヤホンの名前や「Headset Microphone」「外部マイク」などを選びます。 - マイクのテストで反応を見る:
同じ画面にある「マイクのテスト」や入力レベルのメーターを見ながら、声を出してみましょう。
声に合わせてバーが動けば、パソコンがマイクの音を拾っています。反応がない場合は、別の入力デバイスが選ばれていないか確認してみてください。 - Web会議アプリ側の設定を確認する:
Windows側の設定が合っていても、ZoomやTeamsなどのアプリ側で別のマイクが選ばれていることがあります。
各アプリの「設定」から「オーディオ」または「音声」のメニューを開き、マイクの項目でイヤホンが選ばれているか確認しましょう。
6-4. Macで確認する方法
MacBookやiMacでイヤホンマイクを使う場合も、確認手順はそれほど難しくありません。
システム設定から、どのマイクを使うか選んでいきます。
- システム設定のサウンドを開く:
画面左上にあるAppleメニュー、つまりリンゴマークをクリックします。
そこから「システム設定」を開き、サイドバーにある「サウンド」を選びましょう。 - 入力タブでマイクを選ぶ:
「出力と入力」という項目の中にある「入力」タブをクリックします。
デバイスのリストが表示されたら、接続しているイヤホンの名前を選びます。 - 入力レベルを確認する:
イヤホンを選んだ状態で、実際に声を出してみましょう。
「入力レベル」のメーターが動けば、Macがマイクの音を拾っています。
もし反応が弱い場合は、「入力音量」のスライダーを右に動かして、マイクの感度を少し上げてみてください。 - アプリのマイク権限を確認する:
Macでも、アプリごとにマイクの使用許可が必要です。
「システム設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開き、「マイク」を選びます。
使いたいアプリのスイッチがオンになっているか確認しておきましょう。
6-5. ゲーム機で使う場合の注意点
Nintendo SwitchやPlayStation 5(PS5)、パソコンでオンラインゲームをするときに、イヤホンマイクを使ってボイスチャットをしたい方も多いと思います。
ただ、ゲーム機で使う場合は、スマホやPCとは少し事情が違います。
ここで特に注意したいのが、Bluetoothイヤホンのマイク機能が、ゲーム機では使えないことが多いという点です。
たとえば、Nintendo SwitchはBluetoothオーディオに対応しています。
ただし、これは基本的に「ゲームの音を聴くこと」、つまり音の出力に対応しているものです。Bluetoothイヤホンのマイク機能、つまり音声入力には対応していません。
そのため、Switchでボイスチャットをしたい場合は、有線イヤホンを本体のイヤホンジャックに直接挿す方法や、専用のUSBドングルが付いたゲーミングワイヤレスヘッドセットを使う方法を検討しましょう。
USBドングルとは、ゲーム機に挿してワイヤレス接続をするための小さな通信機のようなものです。
PS5の場合も、一般的なBluetoothイヤホンをそのまま直接接続することはできません。
遅延を防ぐためなどの理由から、コントローラーに有線イヤホンを挿すか、PS5に対応した専用のワイヤレスヘッドセットを使うのが基本です。
また、Apex Legends、Fortnite、スプラトゥーンなど、ゲームソフトによってもボイスチャットの仕組みや対応状況は変わります。
「音は聞こえるのに、マイクだけ使えない」ということもあるため、自分が使いたいゲーム機とソフトの仕様をあらかじめ確認しておくと安心です。
迷ったときは、まず有線イヤホンや、ゲーム機に対応していると明記されたヘッドセットを選ぶと失敗しにくくなります。
7. イヤホンマイクで声が届かない時の原因
「イヤホンを付けているのに、相手から『声が聞こえない』『無音だよ』と言われてしまった……」。
そんな時は、急に言われて焦ってしまいますよね。
でも、原因をひとつずつ確認していけば、意外とすぐに解決できることもあります。
イヤホンマイクで声が届かない時に考えられる主な原因は、次の6つです。
7-1. マイクが搭載されていない
第2章や第3章でもお伝えした通り、意外と見落としやすいのが「そもそも使っているイヤホンにマイク機能がない」というケースです。
特に、音楽を聴くために購入した有線イヤホンを使っている場合は、一度仕様を確認してみましょう。
見た目は普通のイヤホンでも、マイクが付いていないタイプもあります。
もしマイクが搭載されていない場合は、マイク付きのイヤホンに買い替える方法があります。
また、スマホやPC本体のマイクに向かって話すことで、通話できる場合もあります。
7-2. 入力デバイスが別のマイクになっている
マイク付きイヤホンを使っているのに声が届かない場合、よくある原因のひとつが「スマホやPCの入力設定が間違っている」ことです。
たとえば、イヤホンを接続していて、相手の声はイヤホンから聞こえているとします。
この場合、音を聞くための出力設定は正しくできています。
しかし、声を拾うためのマイク設定は、PCに内蔵されているマイクのままになっていることがあります。
この状態でPCから離れて話していると、内蔵マイクまで声が届かず、相手には無音のように聞こえてしまうことがあります。
第6章で解説した手順に沿って、入力デバイスとしてイヤホンのマイクが選ばれているか確認してみましょう。
7-3. アプリのマイク権限がオフになっている
最近のスマホやPCでは、セキュリティやプライバシーを守るために、アプリが勝手にマイクを使えないようになっています。
そのため、LINE、Zoom、Google Meet、Discordなどの通話アプリを初めて使う時に、「マイクへのアクセスを許可しますか?」という確認画面が表示されることがあります。
ここで誤って「許可しない」を選んでしまうと、正しいイヤホンを接続していても、そのアプリではマイクの音声を拾えません。
スマホやPCの「設定」から、「プライバシー」や「アプリの権限」を開き、使いたいアプリのマイクがオンになっているか確認してみましょう。
7-4. Bluetooth接続が通話用になっていない
AndroidスマートフォンとBluetoothイヤホンを接続している場合に、起こりやすいトラブルです。
Bluetooth接続には、音楽を聴くための「メディアの音声」と、通話で声をやり取りするための「電話の音声」があります。
このように、用途ごとに別々の機能が使われています。
何らかのエラーで「メディアの音声」だけが接続されていて、「電話の音声」が接続されていない状態になることがあります。
この場合、音楽は問題なく聴けるのに、電話やLINE通話ではマイクが使えないことがあります。
Bluetoothの設定画面を開き、イヤホンの詳細設定を確認してみましょう。
「通話」や「電話」の項目にチェックが入っているかを見ると安心です。
7-5. マイク部分を塞いでいる
設定や機械の不具合ではなく、使い方が原因になっていることもあります。
たとえば、有線イヤホンのリモコン部分を服の中に入れていたり、手で強く握っていたりするケースです。
また、ワイヤレスイヤホンの上からニット帽や耳当てを深くかぶっていたり、マフラーで耳元まで覆っていたりすると、マイクの小さな穴が塞がれてしまうことがあります。
マイク穴が塞がれると、声がうまく入りません。
その結果、相手には「モゴモゴとこもった声」や「とても小さな声」に聞こえてしまうことがあります。
通話中は、マイクのまわりに服や手、帽子などが重なっていないか確認してみましょう。
7-6. 端子や変換アダプタがマイク非対応
最近のスマホ、特にiPhoneや一部のAndroidには、イヤホンジャックと呼ばれる丸い穴が付いていない機種も増えています。
そのため、有線イヤホンを使うために「USB-Cからイヤホンジャックへの変換アダプタ」や「Lightningからイヤホンジャックへの変換アダプタ」を使っている方も多いのではないでしょうか。
この変換アダプタは、見落としやすいポイントです。
製品によっては「音を聞くこと」には対応していても、「マイクで話すこと」には対応していない場合があります。
また、PCの裏側によくある「緑とピンクの2つの穴」に挿すタイプの場合も注意が必要です。
緑の端子は音を聞くための出力用、ピンクの端子はマイク入力用です。
緑の端子だけに挿していると、音は聞こえてもマイクは使えません。
変換アダプタや延長ケーブルを使っている場合は、それらが「マイク対応」または「4極対応」と書かれているか確認してみましょう。
8. 相手に声を聞こえやすくする使い方
マイクの設定ができて声も届くようになったのに、「相手から『声が小さい』『周りの音がうるさい』と言われてしまう」というお悩みは少なくありません。
そんなときは、マイクの位置や使い方を少し見直すだけで、相手に届く音声がぐっと聞き取りやすくなることがあります。
ここでは、通話やWeb会議でクリアな声を届けるために、今日から試せるちょっとしたコツを紹介します。
8-1. マイク部分を口元に近づける
まず見直したいのが、マイクの位置です。
マイクは、音の出る場所である口元に近いほど、声を大きく、はっきり拾いやすくなります。
有線イヤホンを使っている場合は、マイクが内蔵されているリモコン部分が、胸元よりも少し上に来るように意識してみてください。目安は、あごの下あたりです。
ケーブルが長く、リモコン部分が下のほうに垂れ下がっている場合は、手で軽くつまんで口元に近づけながら話すだけでも、相手に声が届きやすくなることがあります。
「声が小さい」と言われることが多い場合は、まずこの位置を確認してみてください。
8-2. 服の内側に入れない
有線イヤホンを使うときは、ケーブルやリモコン部分をシャツやジャケットの内側に入れないようにしましょう。
布を一枚はさむだけでも、声の明るい部分が届きにくくなり、こもったように聞こえてしまうことがあります。
さらに、呼吸をしたり体を動かしたりするたびに、リモコン部分と服がこすれて「ガサゴソ」という音が入ることもあります。自分では気づきにくい音ですが、相手にとっては少し聞き取りづらく感じる場合があります。
通話やWeb会議のときは、ケーブルを服の外に出しておくと安心です。
8-3. ワイヤレスイヤホンは装着角度を調整する
完全ワイヤレスイヤホンを使っている場合は、装着する角度も大切です。
特に、ステムと呼ばれる棒状のパーツがあるタイプは、ステムの向きによって声の拾いやすさが変わることがあります。
耳に挿し込んだあと、ステムの先端が口の方向、つまりあごの先に向かって斜め前に伸びるように調整してみてください。
ステムが真下や後ろのほうを向いていると、マイクが口元から遠ざかり、声を拾いにくくなることがあります。
うまく調整できているか不安なときは、鏡を見ながら、マイクの穴が口元のほうを向いているか確認してみるとわかりやすいです。
8-4. 風が強い場所では注意する
屋外を歩きながら通話するときは、風の音にも少し気をつけておきましょう。
風がマイクの穴に直接当たると、「ボボボボ」という耳障りなノイズが入ることがあります。これを風切り音といいます。
自分ではそれほど強い風に感じなくても、小さなマイクにとっては大きな音として拾われてしまうことがあります。
風が強い場所で通話する場合は、風を背にして立つだけでも、ノイズが入りにくくなることがあります。手や傘で風をやわらげるようにして、マイクまわりを守るのも効果的です。
また、最近の高性能なワイヤレスイヤホンには、風切り音を自動で抑えてくれる「風ノイズ低減機能」が搭載されているモデルもあります。屋外で通話することが多い方は、こうした機能にも注目してみるとよいでしょう。
8-5. 通話前に一度テストする
大事な通話の前には、できれば一度、音声テストをしておくと安心です。
たとえば、大切な取引先とのWeb会議、就職活動のオンライン面接、チームプレイが大切なゲームのボイスチャットなどでは、「ちゃんと聞こえているかな」と不安になることもありますよね。
そんなときは、スマホのボイスメモやPCの録音アプリを使って、10秒ほど自分の声を録音してみてください。
録音した声を聞き返すと、次のようなポイントを確認できます。
- 声の大きさはちょうどよいか
- ノイズが入っていないか
- 声がこもって聞こえないか
自分の声を客観的に確認しておくことで、本番中のトラブルを防ぎやすくなります。
ZoomなどのWeb会議アプリには、会議に参加する前に音声をテストできる機能が用意されていることもあります。大事な通話の前には、ぜひ一度活用してみてください。
少し準備しておくだけで、当日も落ち着いて話し始めやすくなります。
9. マイク付きイヤホンを選ぶ時のポイント
今使っているイヤホンにマイクが付いていなかったり、通話中の声の聞こえ方に不満があったりする場合は、マイク付きイヤホンへの買い替えを考えてみるのもよいでしょう。
ただし、イヤホンは種類が多いので、何を基準に選べばよいか迷ってしまうこともありますよね。
ここでは、用途に合ったマイク付きイヤホンを選ぶために、チェックしておきたいポイントを紹介します。
9-1. 通話メインならマイク性能を重視する
音楽を楽しむことよりも、Web会議や電話、語学学習などで「自分の声をきれいに届けること」を重視したい場合は、マイク性能をしっかり確認しておくと安心です。
パッケージや仕様表を見るときは、以下のような機能が搭載されているかチェックしてみましょう。
- cVcノイズキャンセリング(クリアボイスキャプチャー): 通話中に入りやすい周囲の雑音を抑え、自分の声を相手に聞き取りやすく届けてくれる機能です。音楽を聴くときのノイズキャンセリングとは別の機能なので、間違えないようにしましょう。
- ビームフォーミングマイク: 複数のマイクを使い、口元から出る声を中心に拾ってくれる機能です。周囲の音が入りにくくなるため、通話がしやすくなります。
- マルチポイント対応: スマホとPCなど、2台の機器に同時にBluetooth接続できる機能です。たとえば、PCでWeb会議をしながら、スマホにかかってきた電話にもすぐ対応しやすくなります。仕事で使う方には、とても便利な機能です。
通話のしやすさを重視するなら、音質だけでなく「相手に自分の声がどう聞こえるか」も意識して選ぶとよいでしょう。
9-2. 有線は安定しやすい
「会議中に突然声が途切れるのは避けたい」「Bluetoothの設定が少し面倒に感じる」という方には、マイク付きの有線イヤホンがおすすめです。
有線接続の大きなメリットは、接続が安定しやすいことです。ケーブルで機器と直接つながっているため、電波干渉によって音が途切れたり、声が遅れて届いたりする心配がほとんどありません。
また、イヤホン本体のバッテリーを気にしなくてよいのも安心できるポイントです。何時間続くか分からない長めの会議でも、充電切れを気にせず使えます。
価格もワイヤレスイヤホンに比べると、比較的手に取りやすいものが多い傾向にあります。
安定性を大切にしたい方や、できるだけシンプルに使いたい方には、有線イヤホンが向いています。
9-3. ワイヤレスは動きやすい
「会議中に少し部屋の中を歩きたい」「家事をしながら電話したい」「通勤中にケーブルが引っかかるのが気になる」という方には、ワイヤレスイヤホンが便利です。
ケーブルがないだけで、動きやすさは大きく変わります。机から少し離れたり、バッグからスマホを出し入れしたりするときも、ケーブルを気にせず使えるのはうれしいポイントです。
最近のワイヤレスイヤホンはBluetoothの性能も進化しており、以前より音の途切れが少ないモデルも増えています。
通話品質を重視したい方は、マイク部分が口元に近い「ステム型」を選ぶとよいでしょう。AirPodsのように、下に伸びた形のイヤホンをイメージすると分かりやすいです。
一方で、軽さや耳への負担を重視したい方は、小型で軽量なタイプを選ぶと快適に使いやすくなります。
9-4. Web会議なら長時間装着の快適さも重要
毎日のようにWeb会議をする場合は、マイク性能だけでなく、長時間つけても耳が疲れにくいかどうかも大切です。
耳の穴に深く挿し込む「カナル型」は、シリコンのイヤーピースが付いているタイプです。周囲の音を遮りやすく、集中しやすい反面、長時間つけていると耳が痛くなることがあります。
また、自分の声が頭の中に響くように感じて、少し話しにくいと感じる方もいます。
長時間使うことが多い方は、耳の穴を完全にふさがない「インナーイヤー型」や、耳をふさがずに使える「オープンイヤー型」も選択肢に入れてみましょう。
インナーイヤー型は、AirPodsの通常モデルのような形をイメージすると分かりやすいです。オープンイヤー型は、耳の穴に入れず、骨伝導などで音を届けるタイプもあります。
耳への負担を減らしやすく、自分の声も自然に聞こえやすいため、長時間のWeb会議でも話しやすくなります。
9-5. ゲーム用途なら遅延と対応機器も確認する
ゲームのボイスチャット用にイヤホンを選ぶ場合は、「遅延」と「使いたいゲーム機に対応しているか」を必ず確認しておきましょう。
遅延とは、音が少し遅れて聞こえることです。とくにFPSやTPSなどの対戦ゲームでは、足音や銃声の聞こえるタイミングがとても大切になります。ほんの少しの音の遅れでも、プレイのしやすさに影響することがあります。
一般的なBluetoothワイヤレスイヤホンは、どうしてもわずかな遅延が発生しやすい傾向があります。そのため、ゲーム用途で使うなら、有線のゲーミングイヤホンを選ぶと安心です。
ワイヤレスで使いたい場合は、USBドングルと呼ばれる専用の通信機を使い、2.4GHz帯で接続できる低遅延タイプのゲーミングヘッドセットやイヤホンを選ぶとよいでしょう。
また、PS5やSwitchなど、自分が使いたいゲーム機でマイク入力に対応しているかも大切な確認ポイントです。
購入してから「音は聞こえるのに、マイクが使えない」とならないように、対応機器は事前にチェックしておきましょう。
10. イヤホンマイクのよくある質問
イヤホンマイクについて、よくある細かな疑問をQ&A形式で11個まとめました。
「マイクはどこにあるの?」「片耳だけでも通話できる?」など、使っているうちに気になりやすいポイントを、できるだけ分かりやすく解説します。
10-1. イヤホンマイクはどこに向かって話せばいいですか?
特別な方向に向かって、大きな声で話す必要はありません。
普段どおり、画面の向こうにいる相手へ話しかけるように、自然な声量で話せば大丈夫です。
有線イヤホンの場合は、リモコン部分が口元に近くなるように少し意識してみましょう。ワイヤレスイヤホンのステム型であれば、マイク穴が口の方向を向くように装着すると安心です。
あとは、内蔵マイクが周囲の空気を伝わるあなたの声を拾ってくれます。
10-2. 有線イヤホンのリモコン部分を口元に近づけた方がいいですか?
はい。口元に少し近づけた方が、声を拾いやすくなります。
ただし、唇に触れるほど近づける必要はありません。あごの下から胸元あたりにリモコン部分があれば、十分に声を拾えることが多いです。
手で持って口に近づけすぎると、呼吸の音や鼻息が「ボフッ」という不快なノイズとして入ってしまう場合があります。
このような音はポップノイズと呼ばれることがあります。通話中に気になる場合は、少しだけ口元から離してみましょう。
10-3. ワイヤレスイヤホンは耳にあるのに声を拾えるのはなぜですか?
ワイヤレスイヤホンは、内部のソフトウェア処理がとても優れているため、耳元にあっても声を拾うことができます。
口から出た声は、顔の表面や骨を伝わったり、周囲の空気を振動させたりしながら、耳元のイヤホンまで届きます。
ワイヤレスイヤホンは、その小さな声の信号を高性能なマイクで拾います。さらに、DSP(デジタル信号処理)という音を整える仕組みによって、周囲の雑音とあなたの声を分けています。
そのうえで、声だけを聞き取りやすくして、通話相手へ届けているのです。
10-4. イヤホンの小さな穴は全部マイクですか?
いいえ。イヤホンにある小さな穴が、すべて通話用のマイクとは限りません。
ノイズキャンセリング機能があるイヤホンでは、周囲の騒音を測るための外部マイクが付いていることがあります。
また、イヤホン内部の空気圧を逃がしたり、低音を響かせやすくしたりするための「通気孔(ベント)」の場合もあります。
どの穴が自分の声を拾うメインマイクなのかは、見ただけでは分かりにくいこともあります。正確に知りたい場合は、イヤホンの説明書やメーカー公式サイトを確認してみてください。
10-5. 片耳だけ付けていてもマイクは使えますか?
完全ワイヤレスイヤホンの場合、片耳だけでもマイクを使えるかどうかは機種によって異なります。
左右どちらにもマイクが搭載されているモデルであれば、右だけ・左だけのどちらを装着しても、通話できることが多いです。ケースから片方だけ取り出すと、自動的に装着している側のマイクが有効になります。
一方で、片方にしかマイクがないモデルの場合は、マイクが付いている側を装着しないと声が相手に届きません。
片耳で使うことが多い方は、購入前に「片耳通話対応」などの記載があるか確認しておくと安心です。
10-6. マイクなしイヤホンでも通話できますか?
マイクなしイヤホンでも、通話自体はできます。
ただし、イヤホン自体から自分の声を入力することはできません。
この場合は、相手の声はイヤホンから聞こえ、自分の声はスマホやPC本体に内蔵されているマイクから拾われます。
そのため、スマホやPC本体に向かって話せば、通話はできます。ただし、本体から離れすぎると声が届きにくくなるため、少し近い位置で話すようにしましょう。
10-7. スマホ本体のマイクとイヤホンマイクはどちらが使われますか?
基本的には、マイク付きイヤホンを接続すると、自動的にイヤホンマイクが優先されます。
そのため、ふつうはイヤホンをつないだ時点で、スマホ本体のマイクではなく、イヤホン側のマイクに切り替わります。
ただし、Bluetooth接続の設定やアプリの不具合によって、イヤホンをつないでいるのにスマホ本体のマイクが使われ続けることもあります。
「なんだか声が遠いと言われる」「イヤホンを使っているのに音が変わらない」と感じるときは、通話アプリの音声設定を確認してみましょう。
10-8. PCでイヤホンマイクが認識されないのはなぜですか?
Windows PCでよくある原因は、入力デバイスの設定です。
イヤホンを接続しても自動で切り替わらず、PC内蔵のマイクが選ばれたままになっていることがあります。
その場合は、Windowsの設定から「システム」>「サウンド」を開き、入力デバイスをイヤホンマイクに変更してみてください。
また、有線イヤホンの場合は、挿している端子がマイク入力に対応していない可能性もあります。イヤホン端子とマイク端子が分かれているPCでは、変換アダプターが必要になることもあります。
10-9. Bluetoothイヤホンでゲームのボイスチャットはできますか?
スマホのゲームアプリであれば、Bluetoothイヤホンを使ってボイスチャットできることが多いです。
たとえば、荒野行動やPUBG MOBILEなどのスマホゲームでは、アプリ側が対応していればそのまま使えます。
一方で、Nintendo SwitchやPS5などの家庭用ゲーム機では注意が必要です。一般的なBluetoothイヤホンのマイク入力は、ゲーム機側の仕様によって制限されていることがあります。
そのため、そのままではボイスチャットができない場合があります。
ゲーム機でボイスチャットをしたいときは、有線で接続するか、ゲーム機に対応した専用USBドングル付きのワイヤレスヘッドセットを選ぶと安心です。
10-10. 相手に声がこもると言われる時はどうすればいいですか?
相手に「声がこもっている」と言われると、少し不安になりますよね。
まずは、マイク穴を物理的にふさいでいないか確認してみましょう。服の襟、髪の毛、マスクなどがマイクにかかっていると、声がこもって聞こえることがあります。
マイク穴がふさがっていない場合は、デバイスの設定も見直してみてください。イヤホンマイクではなく、PC本体など別の遠いマイクが声を拾っている可能性があります。
それでも改善しない場合は、イヤホンのマイク性能があまり高くないか、ネットワーク回線が不安定になっていることも考えられます。
通話場所を変えたり、Wi-Fi環境を見直したりすると、音声が改善する場合もあります。
10-11. マイク付きイヤホンを買う時は何を見ればいいですか?
マイク付きイヤホンを選ぶときは、まず「自分が何に使いたいのか」を考えると選びやすくなります。
通話がメインなのか、オンライン会議で使うのか、ゲームのボイスチャットで使うのかによって、見るべきポイントが少し変わります。
迷ったときは、以下の点を確認してみましょう。
- 商品名やパッケージに「マイク付き」「通話対応」と書かれているか。
- 接続方式は何か。有線、Bluetoothワイヤレス、専用ドングル付きなどがあります。
- 装着感は自分に合いそうか。カナル型、インナーイヤー型、オープンイヤー型などを確認しましょう。
- 通話を快適にする機能があるか。たとえば、cVcノイズキャンセリングやマルチポイント対応などです。
cVcノイズキャンセリングは、通話中の周囲の雑音を抑えやすくする機能です。マルチポイントは、スマホとPCなど複数の機器に同時接続しやすくする機能を指します。
最後に、いちばん大切なのは、自分が使うデバイスに対応しているかどうかです。
スマホ、PC、ゲーム機など、使いたい機器で問題なく使えるかを先に確認しておくと、購入後の失敗を減らせます。
11. まとめ
この記事では、「イヤホンマイクはどこにあるの?」という疑問をきっかけに、種類ごとのマイクの位置や確認方法、声が届かないときの対処法について一緒に見てきました。
最後に、大切なポイントをもう一度おさらいします。
- イヤホンマイクの位置は、種類や機種によって異なります。
- 有線イヤホンの場合は、ケーブル途中のリモコン部分にマイクが付いていることが多いです。
- ワイヤレスイヤホンの場合は、イヤホン本体やステム部分にマイクがあることが多いです。
- 完全ワイヤレスイヤホンは、左右どちらか、または両方にマイクが付いている場合があります。
- 正確な位置を知りたいときは、小さなマイク穴・取扱説明書・商品仕様・デバイスの入力設定を確認してみると安心です。
- 声が相手に届かないときは、マイクの有無、入力設定、アプリのマイク権限、接続方法、マイクを手や髪で塞いでいないかを順番に確認してみましょう。
Web会議やオンラインゲームでは、自分の声がきちんと相手に届くことがとても大切です。
「あれ?声が聞こえていないかも……」というトラブルが起きると、つい焦ってしまいますよね。けれど、原因はちょっとした設定の見落としや、マイクの位置をふさいでしまっていることにある場合も少なくありません。
まずは、今お使いのイヤホンをゆっくり見てみてください。リモコン部分やイヤホン本体に、小さなマイク穴がないか探してみましょう。
そのうえで、スマホの録音アプリやPCのマイクテスト機能を使い、実際に声が入力されているか確認してみるのがおすすめです。
イヤホンの特徴を知っておくと、通話やボイスチャット中のトラブルにも落ち着いて対応しやすくなります。ぜひ、ご自身のイヤホンに合った使い方を確認して、快適な通話環境を整えてみてくださいね。

