PCやスマホでイヤホンからプツプツ音がする原因と対処法のまとめ

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音楽や動画を楽しんでいる最中に、イヤホンから「プツプツ」「ザザッ」という不快な音が聞こえてくると、集中力が途切れてしまい非常にストレスが溜まるものです。お気に入りの曲が良いところで途切れたり、大事な通話中に相手の声が聞き取りづらくなったりして、困っている方は多いのではないでしょうか。

このプツプツ音の原因は、イヤホンの故障である場合もありますが、実は接続しているスマホやパソコンの設定、あるいは周囲の環境に問題があるケースも少なくありません。もしそうであれば、新しいイヤホンに買い替えても症状が改善しない可能性があります。

この記事では、有線イヤホンとBluetoothイヤホンの両方について、考えられる原因を網羅的に洗い出し、誰でもできる対処法を分かりやすく解説します。

目次

1. イヤホンのプツプツ音は直る?まず結論とよくある原因

イヤホンから聞こえるプツプツという異音は、必ずしもイヤホン本体の故障が原因とは限りません。結論から申し上げますと、設定の見直しや簡単な清掃、使用環境の改善で直るケースが非常に多いです。

プツプツ音が発生する仕組みは、大きく分けて物理的な接触不良、無線通信の不安定さ、そして再生機器(スマホやPC)の処理落ちの3つに分類されます。有線の場合はケーブルやプラグの問題が多く、無線の場合は電波干渉が主な要因です。また、パソコンの場合はCPUへの負荷が高すぎることで音声データが正しく処理できず、音が途切れてプツプツと鳴ることもあります。

まずは焦って買い替える前に、これから紹介するチェックリストと対処法を一つずつ試していくことが、解決への近道であり、無駄な出費を抑える方法です。

2. まず最初にやるべきチェック(最短で直る順)

原因を細かく特定する前に、数分で試せて、かつ効果が高い対策を優先順位の高い順に紹介します。多くのトラブルは以下の操作だけで解決することがあります。

1. イヤホンを再起動・再接続する

Bluetoothイヤホンの場合、一度ケースに戻して電源を切り、再度取り出して接続し直してください。有線の場合は、プラグを一度抜いてから、奥までしっかりと挿し直します。

2. 再生デバイス(スマホ・PC)を再起動する

スマホやパソコンを長時間起動し続けていると、システムが不安定になりノイズの原因になります。一度完全に電源を切り、再起動を行ってください。

3. 接続端子を掃除する

有線イヤホンのプラグ(金属部分)や、スマホ側の差し込み口にホコリや皮脂がついているとノイズが発生します。乾いた柔らかい布やティッシュでプラグを拭き取ってみてください。

4. 別のアプリや動画で試す

特定の音楽アプリや動画サイトだけでノイズが出る場合は、イヤホンではなくアプリ側の不具合です。YouTube、音楽プレイヤー、保存済みの動画など、複数のソースで音が鳴るか確認してください。

3. 原因一覧

プツプツ音が発生する原因は多岐にわたります。ここでは主要な原因を15個挙げます。ご自身の状況に当てはまるものがないか確認してください。

  • 原因1:プラグやジャックの汚れ(サビやホコリ)
  • 原因2:ケーブル内部の断線や劣化
  • 原因3:ジャック部分の接触不良(ガタつき)
  • 原因4:静電気の帯電
  • 原因5:Bluetoothの電波干渉(Wi-Fiや電子レンジ)
  • 原因6:再生デバイスとの距離や遮蔽物
  • 原因7:イヤホンまたは再生機器のバッテリー不足
  • 原因8:Bluetoothコーデックの不整合
  • 原因9:パソコンのCPUやメモリの過負荷
  • 原因10:オーディオドライバーの不具合や更新忘れ
  • 原因11:音響効果(エフェクト)機能の干渉
  • 原因12:サンプリングレートの設定ミス
  • 原因13:常駐ソフトや特定アプリのバグ
  • 原因14:通信環境の悪化(ストリーミング再生時)
  • 原因15:ドライバーユニット(スピーカー部分)の物理的破損

4. 対処法一覧

上記の原因に対応する解決策を一覧にしました。原因が特定できない場合でも、上から順に試すことで改善する可能性があります。

  • 対処法1:プラグとジャックを清掃剤や乾いた布で掃除する
  • 対処法2:ケーブルを動かして断線箇所がないか確認する
  • 対処法3:体や機器の静電気を除去する(放電する)
  • 対処法4:Wi-Fiルーターや電子レンジから離れる
  • 対処法5:Bluetoothのペアリングを解除し、再登録する
  • 対処法6:イヤホンと端末をフル充電する
  • 対処法7:Bluetooth接続コーデックを変更する(AAC/SBCなど)
  • 対処法8:不要なアプリやブラウザのタブを閉じる
  • 対処法9:オーディオドライバーを更新または再インストールする
  • 対処法10:サウンド設定の「拡張機能」をすべて無効にする
  • 対処法11:サンプリングレートとビット深度を変更する
  • 対処法12:ストリーミングではなくダウンロード再生を試す
  • 対処法13:スマホやPCのOSを最新版にアップデートする
  • 対処法14:他のイヤホンを接続して切り分けを行う
  • 対処法15:メーカー修理または買い替えを検討する

5. 有線イヤホンでプツプツ鳴るときの原因と直し方

有線イヤホンにおけるプツプツ音は、物理的な接触状態に起因することがほとんどです。電波の問題がない分、原因箇所は特定しやすい傾向にあります。

5-1. プラグの汚れと酸化

イヤホンのプラグは手で触れることも多く、皮脂や汗が付着しやすい部分です。これらが酸化して膜を作ると、電気信号がうまく伝わらず、プラグを回したときや動かしたときに「ガサガサ」「プツプツ」という音が鳴ります。
直し方としては、無水エタノールを含ませた布や、接点復活剤を少量つけた綿棒でプラグの金属部分を磨くのが効果的です。また、スマホやPC側のジャック内部に溜まったホコリを、エアダスターで吹き飛ばすのも有効です。

5-2. ケーブルの断線チェック

ケーブルの根元やプラグ付近は、折り曲げの負荷がかかりやすく、内部の銅線が切れかかっていることがあります。完全に切れると音が出なくなりますが、切れかかっている状態だと、ケーブルが動くたびに接触したり離れたりしてプツプツ音が鳴ります。
確認方法として、音楽を再生しながらケーブルの各所を指で軽く曲げたり伸ばしたりしてみてください。特定の場所を触ったときだけノイズが入るなら、そこが断線箇所です。断線の場合は修理か買い替えが必要です。

5-3. 静電気の影響

冬場など乾燥した時期に多いのが静電気です。服とケーブルが擦れたり、体が帯電していたりすると、その電気がイヤホンを通って放電し、パチッというノイズになることがあります。
天然素材の服を着る、加湿をする、または静電気除去グッズを使用することで軽減されることがあります。

6. Bluetoothイヤホンでプツプツ鳴るときの原因と直し方

Bluetoothなどのワイヤレスイヤホンの場合、プツプツ音は「音飛び」や「通信不安定」と同義であることが多いです。目に見えない電波の問題を解決する必要があります。

6-1. 電波干渉(2.4GHz帯の混雑)

Bluetoothは2.4GHz帯という周波数を使用していますが、これはWi-Fi、電子レンジ、ワイヤレスマウスやキーボードなど多くの機器で使用されている周波数です。これらが近くにあると電波がぶつかり合い、音声データが欠損してプツプツと途切れます。
対処法としては、Wi-Fiルーターから離れる、電子レンジ使用中は我慢する、あるいはWi-Fiを5GHz帯に切り替えるといった方法があります。混雑している駅のホームや交差点でノイズが増えるのも、周囲の人のBluetooth電波と干渉しているためです。

6-2. Bluetoothコーデックの不整合

コーデックとは、音声を無線で飛ばす際の圧縮方式のことです(SBC、AAC、aptX、LDACなどがあります)。送信側と受信側で処理の相性が悪かったり、高音質なコーデック(LDACなど)を選びすぎて通信データ量が大きくなり、転送が追いつかなくなったりするとノイズが発生します。
スマホの開発者向けオプションや専用アプリから、接続優先モード(SBCなど)に切り替えることで、音質は多少下がりますが接続が安定し、プツプツ音が消えることがあります。

6-3. バッテリー不足による出力低下

イヤホン側、あるいは送信側のバッテリーが少なくなると、通信出力を維持できなくなり接続が不安定になります。まずは両方の機器をフル充電してから再確認してください。

7. スマホで起きる場合の対策(iPhone/Android)

スマホで音楽を聴いている際のプツプツ音は、ハードウェアの制約やアプリの競合が原因になることがあります。

7-1. 変換アダプタ(ドングル)の問題

最近のスマホはイヤホンジャックがない機種が多く、LightningやUSB-Cから3.5mmジャックへの変換アダプタを使用するケースが増えています。この変換アダプタ内部のDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)が劣化していたり、端子の接触が悪かったりするとノイズの大きな原因になります。
純正品以外の安価なアダプタを使用している場合は、一度純正品や信頼できるメーカーのものに変えてみることをおすすめします。

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7-2. バックグラウンドアプリの終了

多数のアプリを裏で起動していると、スマホのメモリ(作業領域)が不足し、音楽再生処理が後回しにされて音が途切れることがあります。特に重いゲームや位置情報を使うアプリは影響が大きいです。使用していないアプリをタスクキル(完全に終了)して、メモリを解放してください。

7-3. ストリーミング設定の見直し

SpotifyやApple Music、YouTubeなどでストリーミング再生している場合、通信速度が遅いとバッファ(先読みデータ)が不足してプツプツと途切れます。
Wi-Fi環境を見直すか、アプリの設定で「高音質ストリーミング」をオフにする、またはあらかじめ楽曲をダウンロードしてオフライン再生することで、通信起因のノイズかどうかが判別できます。

8. PCで起きる場合の対策(Windows/Mac)

パソコンでのプツプツ音は、システム設定やドライバー周りのトラブルが非常に多いです。少し複雑ですが、効果的な設定変更を紹介します。

8-1. CPU使用率の確認と負荷軽減

パソコンがウイルススキャンやWindows Update、動画の書き出しなどの重い処理を行っていると、音声処理が追いつかずに音が飛びます。
Windowsなら「タスクマネージャー」、Macなら「アクティビティモニタ」を開き、CPU使用率が100%近くになっていないか確認してください。もし高負荷であれば、重い処理が終わるのを待つか、不要なソフトを終了させることで改善します。

8-2. サンプリングレートの変更

パソコンが出力する音質設定(サンプリングレートとビット深度)が高すぎると、イヤホンやDACが処理しきれずにノイズになることがあります。また、逆に低すぎても問題が出ることがあります。
Windowsの場合、「サウンドの設定」から「デバイスのプロパティ」→「追加のデバイスのプロパティ」→「詳細」タブを開き、「2チャンネル、16ビット、44100Hz(CDの音質)」または「48000Hz(DVDの音質)」に変更してテストしてください。これで直るケースは非常に多いです。

8-3. オーディオ拡張機能の無効化

Windowsには音に広がりを持たせたり、低音を強調したりする「オーディオ拡張機能」が備わっていますが、これが悪さをしてプツプツ音を引き起こすことがあります。
上記と同じサウンドのプロパティ画面に「拡張機能(Enhancements)」というタブがあれば、「すべての拡張機能を無効にする」にチェックを入れて適用してください。

8-4. オーディオドライバーの更新

音を鳴らすための基本ソフトであるドライバーが古かったり破損していたりすると、正常に音が出ません。デバイスマネージャーを開き、「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の項目にあるドライバー(Realtekなど)を右クリックして、「ドライバーの更新」を行ってください。それでも直らない場合は、一度アンインストールして再起動すると、自動的に再インストールされて直ることがあります。

9. 通話中だけプツプツする場合の対策

音楽再生時は問題ないのに、LINE通話やZoom、電話の時だけプツプツ鳴る場合は、再生能力ではなくマイクや通信方式に問題があります。

9-1. マイクのノイズキャンセリング干渉

通話アプリやイヤホン自体に搭載されているノイズキャンセリング機能が、周囲の音を消そうとするあまり、声を処理しすぎてプツプツという不自然な音を発生させることがあります。アプリ側のノイズ抑制設定を「低」や「オフ」にするか、静かな場所に移動してみてください。

9-2. インターネット回線の不安定さ

通話はリアルタイム性が求められるため、音楽再生のようにバッファ(先読み)ができません。そのため、ネット回線が一瞬でも不安定になると即座にプツプツと音が途切れます。Wi-Fiから4G/5Gに切り替える、またはその逆を試して、回線を変えることで改善するか確認してください。

9-3. Bluetoothのプロファイル切り替え

Bluetoothイヤホンには、音楽用の高音質プロファイル(A2DP)と、通話用のハンズフリープロファイル(HFP/HSP)があります。通話時は音質が劣るHFP/HSPに自動で切り替わりますが、この切り替えがうまくいかないときや、帯域が狭くなることでノイズを感じやすくなることがあります。これは仕様上の限界である場合もありますが、一度ペアリングし直すことで改善することもあります。

10. 片耳だけプツプツする場合の原因と確認ポイント

左右どちらか片方だけから異音がする場合は、全体的な通信や設定の問題ではなく、その個体に物理的な問題がある可能性が高いです。

10-1. 有線の場合はケーブルの付け根

左右が分岐する地点からイヤホン本体までの間のケーブルで断線が起きている可能性が高いです。その部分を指で揉んでみてノイズが走るようなら断線確定です。

10-2. 無線の場合は親機・子機の同期ズレ

完全ワイヤレスイヤホンの場合、片方が親機となってスマホとつながり、もう片方へ信号を送っているタイプがあります。左右の同期がうまくいっていないと、片方だけプツプツ途切れます。一度リセット(初期化)操作を行い、左右の同期をやり直してください。リセット方法は機種によりますが、ケースに入れた状態でボタンを長押しするタイプが一般的です。

10-3. 物理的なゴミの詰まり

イヤホンの音が出るメッシュ部分に耳垢や細かいゴミが詰まっていると、振動板が干渉して異音が出ることがあります。ライトで照らして確認し、詰まりがあるようなら柔らかいブラシで優しく取り除いてください。

11. 買い替え・修理の判断基準(断線/寿命/保証)

ここまで紹介したすべての対処法を試しても改善しない場合、残念ながらイヤホン本体の故障、あるいは寿命と考えられます。

11-1. 他のデバイスでも症状が出るか(最終確認)

自分のスマホではプツプツ鳴るが、友人のスマホやパソコンに繋いだら綺麗に聞こえる場合、原因はイヤホンではなく自分のスマホ側にあります。逆に、どの機器に繋いでもプツプツ鳴るなら、イヤホンが故障しています。これで100%切り分けができます。

11-2. 保証期間の確認

購入から1年以内であれば、メーカー保証が適用される可能性が高いです。自然故障(普通に使っていて壊れた場合)であれば無償で交換や修理が受けられます。保証書や購入履歴(レシートや注文メール)を探してみましょう。

11-3. 修理か買い替えか

数千円のイヤホンであれば、修理に出す送料や手間のほうがコストがかかるため、買い替えがおすすめです。一方で、数万円する高級イヤホンや、リケーブル(ケーブル交換)が可能なモデルであれば、ケーブルだけ買い替える、あるいはメーカー修理に出す価値は十分にあります。

12. 再発防止のコツ(扱い方・保管・設定)

最後に、イヤホンを長持ちさせ、プツプツ音を再発させないためのコツを紹介します。

12-1. ケーブルをきつく巻かない

有線イヤホンを収納する際、プレーヤーにぐるぐる巻きにしたり、小さく固く結んだりすると断線の原因になります。「八の字巻き」をするか、緩くまとめてケースに入れるようにしましょう。

12-2. プラグとジャックの定期清掃

月に一度程度で良いので、プラグ部分を乾いた布で拭く習慣をつけると、酸化皮膜による接触不良を未然に防げます。

12-3. 高温多湿を避ける

バッテリーを搭載しているワイヤレスイヤホンは、高温(夏の車内など)や湿気に非常に弱いです。内部の回路が腐食したり、バッテリーが膨張して基盤を圧迫したりすることでノイズの原因になります。

13. まとめ

イヤホンからプツプツ音が聞こえる原因は、故障だけではなく、汚れ、設定ミス、電波干渉など多岐にわたります。

まずは以下の3ステップで対応しましょう。

  • 1 再起動と再接続(スマホ・イヤホン両方)
  • 2 清掃(プラグ・ジャック・耳垢)
  • 3 環境と設定の見直し(Wi-Fi干渉、PCのサウンド設定)

これらを試しても、どのデバイスに接続してもノイズが消えない場合は、断線や内部故障の可能性が高いため、買い替えや修理を検討するタイミングです。
快適な音楽ライフを取り戻すために、まずは手元のイヤホンのプラグを拭くところから始めてみてください。

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