どーもどーも!イシスです(‘ω’)ノ
Within The RuinsのPV「Deliverance」が公開され、新譜「Black Heart」のリリースが10月27日に控えているということもあり、私が勝手に命名しているプログレッシブデスコア四天王について触れてみたいと思います。
個人的にはAfter The Burialの新曲でも公開されたらこの記事を書こうかなと思っていたけど、Within The RuinsのPV「Deliverance」の出来が素晴らしかったので急遽記事をアップしました。
というわけで、プログレッシブデスコア四天王とはどのバンドよ?と思うかもしれませんが、ずばりこの4つです。
- After The Burial
- Born Of Osiris
- Veil Of Maya
- Within The Ruins
この4つのバンドの過去の作品は絶対聴いておくべきです。
After The Burial
ますは一つ目のバンドAfter The Burialです。
After The Burialは、アメリカ合衆国ミネソタ州出身のバンド。
現在(2020年9月時点)リリースしているアルバムは次の6枚です。
- Forging A Future Self
- Rareform
- In Dreams
- Wolves Within
- Dig Deep
- Evergreen
アルバム初期は非常に機械的無機質でいて、非常にテクニカルなサウンドが特徴でした。
アルバムをリリースするたびにDjent要素を強め、曲がかなり難解に構成されているように聴こえるものの、聴き手をさほど突き放していないところがなんとも不思議。
曲を聞いた感じではスッと入れるものが多いけど、よくよく聞いてみるとめっちゃ演奏が難しいんですよね。
1stアルバム「Forging A Future Self」
- Pi (The Mercury God of Infinity)
- A Steady Decline
- Isolation Theory
- The Forfeit
- Fingers like Daggers
- Forging A Future Self
- Warm Thoughts Of Warfare
- Engulfed
- Redeeming The Wretched
「Forging A Future Self」は、とても実験的要素が強くてマイナーな印象をかなり受ける、聴き手をかなり選ぶような作品です。
非常にアンダーグラウンド臭が強く、かなりマイナーな印象を受けます。
とはいえ、1stアルバムでかなりのインパクトを与える作品には間違いないし、かなりのポテンシャルを感じさせるには充分な出来だと思います。
PV
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2ndアルバム「Rareform」
- Berzerker
- Drifts
- Cursing Akhenaten
- Rareform
- Aspiration
- The Fractal Effect
- Ometh
- A Vicious Reforming Of Features
「Rareform」は「Forging A Future Self」よりもかなり洗練された印象を受ける作品です。
個人的にはメロディを前面に出した曲が目立っているなと思いました。
例えば、「Berzerker」「Drifts」「Ometh」といった曲は、とにかくテンションが高く、凄まじい熱量で聴き手に襲い掛かります。
この凄まじい熱量を感じさせてくれる曲が収録されているのが「Rareform」の大きな特徴。
一方、「Rareform」にはかなりヘビーな曲もいくつか収められており、Djentパートやブレイクダウンパートを惜しみなく曲に盛り込んでいます。
2作目にして早くもAfter The burialの音楽の方向性が確立された作品であると言えます。
PV
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3rdアルバム「In Dreams」
- My Frailty
- Your Troubles Will Cease and Fortune Will Smile upon You
- Pendulum
- Bread Crumbs and White Stones
- To Carry You Away
- Sleeper
- Promises Kept
- Encased in Ice
「In Dreams」の印象はというと、とにかく「重い!」ということです。
前作「Rareform」に比べて8割くらいは明るさを抑えたかのような重苦しい曲が多いです。
Djent要素を非常に色濃くしたサウンドが非常に目立ちます。
Djent要素が強い作品を好む人にはこの「In Dreams」を是非おすすめしたいですね。
PV
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4thアルバム「Wolves Within」
- My Frailty
- Anti-Pattern
- Of Fearful Men
- Pennyweight
- Disconnect
- Nine Summers
- Virga
- Neo Seoul
- Parise
- A Wolf Amongst Ravens
「Wolves Within」は「In Dreams」の延長上にある作品でとても安定感もある作品です。
ただし、「In Dreams」ほどのインパクトは感じさせない点は否めないですね。なんだろう…少々物足りない…
かなり聴きやすい曲が並んでいるものの、悪く言えば少々落ち着いた曲が目立つ作品だと思いました。
いや、今までのAfter The Burialから大きく変化しているわけでもないし、今まで通りと言えばそうなんだけど、どうも心に引っかかるものがないというか…
完成度は高いんだけど、聴いてて頭を振りたくなるような、体がウズウズする熱いものを感じ取れなかったというか…モヤモヤしてしまうんですよね。
ただし、「Wolves Within」の中でも、「A Wolf Amongst Ravens」は他の曲に比べても別格に思うんですよね…(あくまで個人の感想です)
さすが、PVに選ばれるだけのことはあると思います。
PV
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5thアルバム「Dig Deep」
- Collapse
- Lost In The Static
- Mire
- Deluge
- Laurentian Ghosts
- Heavy Lies The Ground
- Catacombs
- The Endless March
- Sway Of The Break
「Dig Deep」は「Wolves Within」よりもかなりヘビーで、After The Burialの肝となるサウンドのコアな部分を煮詰めた様な曲が目立ちます。
1曲目の「Collapse」からそれは顕著で、とにかく重苦しくDjent特有の重苦しい地面を這いずるような繰り返されるサウンドが印象的です。
とにかくヘビーに徹底したサウンドがこれでもかと詰め込まれており、「Wolves Within」のような落ち着いたような印象は無く、吹っ切れたような攻めの姿勢を貫いているところがめちゃくちゃ格好良いです。
聴いていて体がうずいてしょうがない曲ばっかりが収められたこの「Dig Deep」は、プログレッシブデスコアバンドの作品の中でも名盤と呼んでも言い過ぎではないと思います。
「Catacombs」がとにかく重い!めちゃくちゃ重いんですよ!( ;∀;)
PV
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6thアルバム「Evergreen」
- Behold The Crown
- Exit, Exist
- 11/26
- In Flux
- Respire
- Quicksand
- The Great Repeat
- To Challenge Existence
- A Pulse Exchanged
「Evergreen」は「Dig Deep」に比べてインパクトは薄めですが、「Dig Deep」を踏襲しつつもさらに進化したと感じさせる作品です。
「Dig Deep」に比べるとかなり聴きやすく、だいぶ洗練された印象受けます。
ちょっと落ち着いちゃったのかな?と少し心配しましたが、アルバムを聴き込むにつれてそれが間違っていることに気が付きました。
Djent要素はかなり盛り込まれているし、ブレイクダウンパートも惜しげもなく繰り出してくる様は非常に格好良いです。
非常にヘビーでありながらもメロディの質も高く、今回もかなり「攻めている」作品だと思います。
「In Flux」や「The Great Repeat」の超ド級のヘビーなDjentパートは圧巻だし、「11/26」で聴ける爽快な疾走パートから急ブレーキをかけたように曲の流れを止めつつブレイクダウンパートになだれ込んで一気に落とし込む展開はむちゃくちゃ格好良いです。
PV
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Born Of Osiris
二つ目のバンドはBorn Of Osiris。
Born Of Osirisは、アメリカ合衆国イリノイ州クック郡出身のバンドです。
現在(2020年9月時点)リリースしているアルバムは次の6枚です。
- The New Reign
- A Higher Place
- The Discovery
- Tomorrow We Die ∆live
- Soul Sphere
- The Simulation
1stアルバム「The New Reign」
「The New Reign」はデビューアルバムでありながら非常に完成度の高い作品です。
プログレッシブ色が強いながらもDjentサウンドやがっつり落とし込むブレイクダウンパート、展開が激しく変わるパートなどなど、いろんな要素を詰め込んだ作品で、なかなか聴きごたえがあります。
多少粗削りなところもありますが、完成度はかなり高い作品だと思います。
PV
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2ndアルバム「A Higher Place」
「A Higher Place」は「The New Reign」よりもかなり攻撃的な印象を受ける曲が多い作品です。
前作と同じくプログレッシブな色合いは残しつつも、エッジの効いたザクザク刻むギターが攻撃的な印象を与えます。
「The New Reign」の延長上にありながらも、無駄をそぎ落としたような印象を受けます。
前作同様、難解な曲展開に圧倒されますが、本作からシンセを使用して神秘的な雰囲気を感じさせる曲が幾つかあります。
なんだろう、曲が突っ走るところがあるので、前作よりも深いところまでたどり着けずになんだかモヤモヤしてしまうんですよね…(;´Д`)
個人的にはなんだかこう引っかかるものがないというか…複雑に展開する曲は面白いんだけど…
PV
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3rdアルバム「The Discovery」
- Follow The Signs
- Singularity
- Ascension
- Devastate
- Recreate
- Two Worlds Of Design
- A Solution
- Shaping The Masterpiece
- Dissimulation
- Automatic Motion
- The Omniscient
- Last Straw
- Regenerate
- XIV
- Behold
「The Discovery」はBorn Of Osirisの知名度を格段に上げた作品といっても過言ではない作品。
プログレッシブデスコア四天王の名に連ねるきっかけを作ったのがこの作品。
非常に完成度が高く、メジャー度を格段に挙げた作品とも言えます。(まだまだアンダーグラウンド的な位置づけである作品ではありますが)
曲の質だけでなく、プロダクションの質も向上し、作品の完成度はかなりスケールアップしています。
シンフォニックな味付けは前作よりも色濃くなり、スケールの大きさを感じさせます。
テクニカルなギターリフ、複雑に展開するプログレッシブな色合い、そしてブルータルなデスメタリック要素をかなり強め、前作「A Higher Place」に比べても引けを取らない激しさも兼ね備えており、非常に聴きごたえのある作品に仕上がっています。
プログレッシブデスコアとして格段にレベルアップした作品で、Born Of Osirisならまずこの「The Discovery」を入門的にまずはおすすめしたいですね。
PV
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4thアルバム「Tomorrow We Die ∆live」
- M∆chine
- Divergency
- Mindful
- Exhil∆r∆te
- ∆bsolution
- The Origin
- ∆eon III
- Im∆gin∆ry Condition
- Illusionist
- Source Field
- Venge∆nce
「Tomorrow We Die ∆live」は前作「The Discovery」の路線を踏襲しつつも、さらに格段に進化を遂げた作品です。
とにかく収録された曲の一つ一つのレベルが高く、前作「The Discovery」よりも洗練された完成度を誇る。
プログレッシブな色合いをさらに濃くし、スペーシーなシンセの使い方も曲に上手くからませており、曲自体の壮大さに拍車がかかっている。
複雑な曲展開ながらも、これだけ色々と複雑にしちゃうと聴きにくくなっちゃわない?と思いきや、決してとっつきにくさは感じず聴きやすい曲が多く収められています。
シンフォニックな味付けは流石だなと思わせるパートがいくつもあり、今く昇華できていると思います。
決して聴いていてだれることはなく、1曲1曲面白い発見があるので聴いていていい緊張感を持てるのもポイント高し。
今回もだいぶ進化しましたねー。まだまだ伸びしろはあるのでしょう。Born Of Osirisの勢いが止まらない。
PV
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5thアルバム「Soul Sphere」
- The Other Half Of Me
- Throw Me In The Jungle
- Free Fall
- Illuminate
- The Sleeping And The Dead
- Tidebinder
- Resilience
- Goddess Of The Dawn
- The Louder The Sound, The More We All Believe
- Warlords
- River Of Time
- The Composer
「Soul Sphere」は、「Tomorrow We Die ∆live」の作品の延長上にあり、大きな変化はありません。
スペーシーな色付けは前作と同様に本作でも色濃くなされておりかつドラマチック。大仰な印象を受ける曲が目立ちますね。
Djent風味のサウンドは本作でも相変わらずだし、ヘドバンをしたくなる格好いいメタルコアサウンドやブレイクダウンパートも本作では健在。
ライブで暴れたくなること必至なナンバーが次から次へと飛び出してきます。
本作においてはメロディを前面に押し出した曲も多い印象を受けました。過去の作品もメロディアスな曲は多かったけど、本作ではそれがかなり顕著になった印象を受けます。
若干進化の歩みが鈍くなったかな?という気がしなくもないけど、安定して聴けるアルバムであることには間違いないです。
PV
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6thアルバム「The Simulation」
- The Accursed
- Disconnectome
- Cycles Of Tragedy
- Under The Gun
- Recursion
- Analogs In A Cell
- Silence The Echo
- One Without The Other
「The Simulation」は、シンセによるシンフォニックなテイストを濃くした印象のある曲が目立つものの、Born Of Osirisの初期で聴かれた荒々しいパートも目立ちますね。
いささか一旦作風の路線を以前に巻き戻したような印象を受けます。新しいアイデアを盛り込みつつ、過去に立ち戻ってみました的な原点回帰を意識した印象を受けました。
少々残念なのは、インパクトが薄れてきたのは否めないところ。少々ネタ切れかな?と気にはなりますが、それでもプログレッシブデスコアのサウンドが十分に盛り込まれているので十分に満足できます。
個人的には「Analogs In A Cell」のようなザクザク刻むエッジの効いたギターリフ、デスメタリックな荒々しさが素直に格好良いです。
シンフォニックな色付けは抑えつつも、暴れたくなるほどに体がうずいてしょうがないくらい激しさを伴った荒々しいサウンドは良いですね。
「Disconnectome」は2ndアルバム「A Higher Place」の荒々しい曲に、Born Of Osirisの現在進化系のアレンジを施した曲。
ここ最近のアルバムの中でもここまで荒々しいスタイルの曲を演奏するとは予想外。ドラムがめっちゃ暴力的で格好いい!(*’ω’*)
「Silence The Echo」もまたDjent色バリバリのザクザク刻むギターがむちゃくちゃ格好良いです。そうそう!こういうのが欲しいんですよ!(*’▽’)ノ
PV
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Veil Of Maya
三つ目のバンドはVeil Of Maya。
Veil Of Mayaは、アメリカはシカゴ出身のバンド。
現在(2020年9月時点)リリースしているアルバムは次の6枚です。
- All Things Set Aside
- The Common Man’s Collapse
- [id]
- Eclipse
- Matriarch
- False Idol
Djent、プログレ、デス、などの要素を曲に詰め込んでいるのはアルバムを通じて不変。
アルバムの初期の頃は非常に難解で実験的なとっつきにくい聴き手を分けるサウンドが特徴。
5thアルバム「Matriarch」でボーカルがLukas Magyarにチェンジしてからは、ボーカルがクリーンパートをかなり導入したおかげか、非常にメロディアスな要素が強調されています。
硬派なイメージであったVeil Of Mayaのイメージが変わったのは結構衝撃的。
この変化については様々な意見があると思います。
1stアルバム「All Things Set Aside」
「All Things Set Aside」は音質があまり良くなく、非常にラフな曲が多いので完成度は十分ではありません。
音質は結構こもっていて、デモといっても言い過ぎではないほど非常に聴き手を選ぶ作品です。
ただし、非常に荒々しく攻撃的なサウンド、突然ガツンとかましてくるブレイクダウンの激しさ、展開の読めない複雑な曲の構成は格好良いです。
やはり音質のチープさが足を引っ張っちゃってマイナスになっているので実にもったいない。。
ちなみに、ギャーギャー叫ぶボーカルや破天荒に展開が変わる曲の構成、突如暴れ出すところなんかマスコアっぽさを感じさせます。
非常にアンダーグラウンド臭が強い作品ですが、今後のVeil Of Mayaのサウンドの礎がこの作品ですでに垣間見ることができます。
PV
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2ndアルバム「The Common Man’s Collapse」
「The Common Man’s Collapse」ではだいぶ音質が改善されました。
前作「All Things Set Aside」よりも曲が洗練された印象を受け、かなり無駄が削ぎ落された印象を受けます。
非常に複雑に展開する曲は今作でも健在で、難解に構成された曲が多く目立ちます。
無機質な機械的構成を持つ曲が格好良く、インストナンバー「Pillars」は同じリフや展開が繰り返されるも非常に中毒性の高い曲です。
冷徹に繰り返されるリフがザクザク刻んでいて実に格好良いです。たった2分の曲なのに、むちゃくちゃヘドバンしたくなる曲でヤバいですねー。今でも無性に聴きたくなる曲です。
他にも非常に複雑に展開する変幻自在とも呼べるプログレッシブな曲が並び、激しくも荒々しいカオティックな世界観にグイグイ引き込まれていきます。
例えば、「Pillars」に負けず劣らず「Entry Level Exit Wounds」なんかもめちゃめちゃですよ。
この曲は、複雑に展開して今自分のいる位置を見失うかのように振り回され、その挙句にブレイクダウンパートでガツンと落とし込んで聴き手の方向感覚をマヒさせて感覚が訳がわからなくさせる…まさに幻覚症状で聴き手が自分自身を見失うような中毒性の高い曲です。
曲の入り口は疾走パートで入りやすいと思わせておきて、曲が進むにつれて聴き手の感覚をマヒさせるなんてなんてえげつないんだろうと思ってしまいますね。これこそがVeil Of Mayaの恐ろしさ、まさに真骨頂なのですよね(*´ω`)
PV
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3rdアルバム「[id]」
「[id]」はさらにプログレッシブ度を高めてきたアルバムです。
前作「The Common Man’s Collapse」よりもさらに難解度を高め、複雑に展開する曲が並びます。
難しくこねくり回している作りの曲が多く、変態度がかなり上がっていますね。
全く先が読めない複雑な展開なのは相変わらずですが、あまりに複雑で破綻しそうだけどギリギリで保っているところが凄いです。
「The Common Man’s Collapse」の方が爽快感を感じさせる曲が幾つかあったけど、「[id]」に爽快感はほとんどなく、その代わりに少々気持ちの悪さを感じさせる「粘着度」が高いです。
気持ちの悪さというのは何も退屈であるとかつまらないとかいう意味ではなく、あまりに複雑にこねりにこねくりまわした結果グチャドロした、この世のものとは思えない生物を作りだしてしまったかのような感じ。
なんとも粘っこいプログレッシブな世界観がこの「[id]」に詰め込まれていて非常に気持ちが悪い…でもこのグチャドロっとした感覚は中毒性が高いのでクセになって聴くのがやめられないほど非常に厄介です(;”∀”)
PV
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4th「Eclipse」
「Eclipse」は「[id]」に比べ変態度は若干抑えて来たものの、非常にプログレッシブ度の高い作品です。
「Eclipse」からかなりスペーシーなサウンドを取り込んでいて壮大な印象を受ける曲が幾つかあります。
また、攻撃性を身に着け、激しく攻め立てる曲が目立ち、シャープでエッジの効いた曲が増えた印象を受けます。
そう意味では、かなり無駄をそぎ落とし聴きやすさを伴った作品に仕上がっていると思います。
複雑さを極めていくのではなく、複雑すぎずに程よくストレートに展開するパートが増え、分かりやすささえ感じさせます。まあ十分変態度は高いですけどね…
でも「[id]」で感じたグチャドロっとした感覚は鳴りを潜めました。「[id]」のようなグチャドロ感を求める人には物足りない作品なんでしょうけどね…(;´Д`)
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5th「Matriarch」
「Matriarch」は、進化の度合いをかなり強めたと言っても過言ではない作品です。
「Matriarch」で一番の衝撃は何といってもクリーントーンパートのボーカルが導入されているところ。
デス、だみ声だけのデスメタリックなサウンドだけではなくなったのは本当にビックリ。
ボーカルがチェンジされ、Veil Of Mayaに大きく変化しました。
デス、だみ声が変わったのもかなり違いを感じます。少し声が高くなったかな?
演奏自体はあくまで前作からの延長にありますが、変態度は今回も抑え気味。まあ「[id]」みたいなグチャドロした曲はもうやらないでしょうね。
聴きやすさは増して演奏はだいぶタイトになった気がしますが、複雑さを若干欠いているようで少々物足りない気がします。まあ相当演奏は複雑でレベルはめちゃくちゃ高いんだけど(;´Д`)
PV
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6thアルバム「False Idol」
「False Idol」は「Matriarch」の延長上の作品ですが、ストレートな印象を抑えつつ、少々難解な印象を感じさせます。
プログレッシブ度やDjent要素が強く、非常に複雑な展開の曲が多いです。
爽快でストレートな展開の曲を前作より抑制したことと引き換えに、複雑に展開するプログレッシブな要素に重きを置いている印象を受けますね。
でも直球で攻めてくる「Follow Me」はむちゃくちゃ激しいので格好良いです。
若干進化の歩みが鈍くなったように思えますね。前作が好きなら「False Idol」も好きになることは間違いないけど、少々物足りなさを感じなくもないです。
PV
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Within The Ruins
Within The Ruinsはアメリカはマサチューセッツ出身のバンド。
現在(2020年9月時点)リリースしているアルバムは次の5枚です。
- Creature
- Invade
- Elite
- Phenomena
- Halfway Human
Creature
「Creature」は1stアルバムでありながら非常に完成度の高い作品です。
非常に高度なテクニックで構成された曲が多く、変拍子を多用して曲を複雑にし、複雑な曲展開の中に突如ガツン!と落とし込んでくるブレイクダウンパートがめちゃくちゃ格好良いです。
そしてなによりテンションがめっちゃ高いです。疾走パートが多いのでライブではむちゃくちゃ盛り上がること間違いなしなのではないでしょうかね(*’▽’)
あとは、非常にメロディアスなんですよね。かなりポジティブなメロディでかなり陽気なあんちゃんたちがこれでもかと言わんばかりにデスコアサウンドを聴かせて来る感じがかなり好きです(*´ω`)
メロディをかなり前面に押し出していますが、一方でプログレッシブな要素は少なめに抑えつつ、曲の構成はかなり手が込んでおり非常に複雑。
曲の展開が目まぐるしく変化するも、かなり勢いでアルバムの最後まで聴けてしまうんです。
ヘドバン必至のアグレッシブサウンドが心地よいです。いやーデビューアルバムにしては実に出来が良すぎじゃありませんかね?(^^;)
PV
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2ndアルバム「Invade」
「Invade」は「Creature」の延長上で、ほぼ同じ路線を受け継いでいる作品です。
ピロピロとしたギターは相変わらずで、非常にメロディアスを前面に出した変則的デスコアサウンドが非常に格好良いです。
「Creature」で感じられた疾走感は本作でも健在で、気持ち良く曲が展開してきます。
気持ち良く曲が進んでいくかと思いきや、急に曲にブレーキをかけ、変則的なブレイクダウンパートをガツンとかましてくる様は非常に圧巻です。
ライブではモッシュ必至のめちゃくちゃ熱いサウンドがこれでもかと言わんばかりに続くところが最高過ぎます!!(*’▽’)
なお、本作からWithin The Ruinsの代名詞的な超絶メロディアス変態的テクニカルインストナンバー「Ataxia」シリーズが収録されています。
ちなみに、「Ataxia」よりもさらにワンランク上の(※勝手な個人的感想ですが)これまた超絶変態級インストナンバー「Roads」も聴きどころの一つなので、是非聴いて悶絶して欲しいです!(*´ω`)
PV
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3rdアルバム「Elite」
「Elite」は「Invade」よりもかなり贅肉を落とし込んだつくりになっています。
演奏はかなりタイトになりヘビーで攻撃的な側面が強く感じられます。
全体的にごりっとしたサウンドが目立ち、デスコア要素が強くなった印象。
たぶんピロピロとしたギターがかなり抑えられたせいもあるのかもしれないですね。ただし、ピロピロしているパートも所々出てくるので今回も健在ですが。
なお、今回もAtaxiaシリーズが収録されています。個人的には前作の「Ataxia」よりは変態度が少し低いかな?と思い少々物足りなさはありますね。非常に複雑な展開でむちゃくちゃ難しいことをやってるっていう印象はありますけどね。(^-^;
PV
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Phenomena
「Phenomena」は前作「Elite」よりもプログレッシブ要素をかなり強めた作品です。
Djentサウンドに重きを置いているようなヘビーなサウンド、難解な構成の曲、ド級のヘビーなブレイクダウンパート、などなど非常に重苦しい世界観が広がっています。
メロディアスなパートは今まで通りあるんだけど、それ以上にダークな印象を受けます。とにかく音が重いんですよね。
重く引くずるようなデスメタリックで冷徹なサウンドは今までの陽気な印象をかなり覆しており、今までの陽気なメロディアスなWithin The Ruinsの作品とは一線を画しており、正直びっくりします。ここまでヘビーなサウンドに徹してきたのかと。
とにかくヘビーな曲では「Ronin」が良い例です。とにかくこの曲のヘビーさは異常です。
Djentサウンドをこれでもかというくらいに取り込み、むちゃくちゃに歪ませているギターがめちゃくちゃ格好良いです。
ただし、ここまで「Phenomena」はとにかくヘビーなデスコアアルバムだと言いましたが、Ataxiaシリーズの第3弾目「Ataxia III」はめちゃくちゃメロディを前面に押し出した曲で、ヘビーさは他の曲と比べてあまり感じません。
とにかく美しいギターのメロディにうっとりすること間違いなしです。超絶テクニカル変態度数高めのインストナンバーに、聴いているこちらはうっとり魅了されます(*’▽’)
PV
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5thアルバム「Halfway Human」
「Halfway Human」は前作「Phenomena」よりもヘビーさを抑えつつクリーントーンのボーカルを多く導入した作品です。
曲自体は前作「Phenomena」と路線は変わらずといった感じで安定感は抜群です。
過去のいいところを取り入れた様な、非常に整理された作品だと思います。
プログレッシブさはしっかり盛り込みつつ、Djent要素をしっかり盛り込み、そしてハードコア張りの高いテンションで突き進む爽快さ、そしてブレイクダウンパートでガツンと聴き手をかましてくるオラオラ感も相変わらず。
ただし、今までの作品と路線は変わらないけれど、目新しさをあまり感じられないところは少々物足りないかも。
いい意味ではWithin The Ruinsの魅力が詰まった作品で安心して聴けるので、そろそろ驚くようなアイデアが盛り込まれた曲を聴いてみたいですね(*’▽’)
ちなみにAtaxiaシリーズが本作でもしっかり収録されています。第4弾の「Ataxia IV」は、「Ataxia III」ほど変態度は高くないのが気になりますが、非常にテクニカル過ぎてまた悶絶しちゃいます!(*´ω`*)
PV
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最後に
私が選ぶプログレッシブデスコアバンド四天王について、アルバムやPVなどを紹介してみました。
プログレッシブデスコアバンドの中ではこの4つのバンドの作品をまずは聴いて欲しいと思います。
どのバンドの作品もかなりぶっ飛んだ、最高のプログレッシブデスコアナンバーが堪能できると思います。
いずれのバンドももうベテランの域に達しているので、彼らの作品の質は非常に高いです。
現在はプログレッシブデスコアバンドはめちゃくちゃ多いですが、まずはこの4つのバンドのアルバムを聴いてくれると嬉しいです。
では!(‘ω’)ノ